「泥棒が縄を恨む」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
泥棒が縄を恨む
【読み方】
どろぼうがなわをうらむ
【意味】
悪いことをしたことは棚に上げて、人を逆恨みすること。
「泥棒が縄を恨む」という言葉は、自らの過ちや悪事の結果としての罰や制裁を受ける際、その原因や手段である「縄」を恨んでしまう泥棒の姿を例えに使っているんだよ。
つまり、自分の過ちを棚に上げて、他のものや人を非難するような行動をする人のことを、このことわざで皮肉って言うわけやな。
自らの過ちを省みずに、他の要因を悪く言うような逆恨みをする人に向けて使うことができる言葉やで。
【語源由来】
泥棒が自分をつかまえて縄をかけた人をうらむ意から。
【類義語】
・盗人の逆恨み
・盗は主人を憎む
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「泥棒が縄を恨む」の解説
カンタン!解説
「泥棒が縄を恨む」っていう言葉はね、自分の悪いことがばれて怒られたり、困ったことになった時に、実際の自分の過ちを認めずに、他の原因や人を恨んでしまうことを表してるんだよ。
例えば、お菓子をこっそり取った子供が、お母さんに怒られた時に、「だって、お菓子がそこにあったから!」ってお菓子を置いたお母さんを責めるようなことさ。
この言葉の由来は、悪いことをした泥棒が捕まって、その時に使われる縄で縛られた時、自分が悪いのに「この縄のせいで捕まった!」って、縄を恨んでしまうっていうお話から来てるんだよ。つまり、自分のミスや悪いことを他のものや人のせいにして、それを恨むことをこの言葉で表現しているんだね。
「泥棒が縄を恨む」の使い方
店長が僕を首にしたせいで、今月苦しいよ。
レジのお金を盗った自分が悪いのよ。泥棒が縄を恨むように逆恨みしちゃだめじゃない。
そもそも、バイトリーダーが店長に報告しなければ、こんなことにならなかったのに。
警察に突き出されなかっただけましでしょう。
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「泥棒が縄を恨む」の例文
- 遅刻するから叱られるのに、泥棒が縄を恨むごとく先生を憎むのはおかしいよ。
- 泥棒が縄を恨むまえに、自分のしたことをしっかり反省した方がいい。
- 健太くんのように泥棒が縄を恨む人は成長しないし、同じことをくり返す。
- 人のせいにした方が楽かもしれないが、泥棒が縄を恨むのは人としてだめな行いだ。
- 泥棒が縄を恨むのはよくないが、彼の場合殺人の動機が情状酌量の余地ありだった。