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【灯火親しむべき候】の意味と使い方や例文(出典)

灯火親しむべき候

「灯火親しむべき候」の意味(出典)

意味
【ことわざ】
灯火親しむべき候

【読み方】
とうかしたしむべきこう

【意味】
灯火の下で読書をするのにふさわしい季節。秋の夜。

ことわざ博士
「灯火親しむべき候」という表現は、灯火の下で読書をするのに適した季節、特に秋の夜を指しているんだよ。

この言葉は、秋が深まると夜が長くなり、静かで落ち着いた雰囲気が読書に最適な環境を作るという意味があるんだ。

助手ねこ
なるほどなぁ、秋の夜に灯りの下で本を読むのがいいってことかいな。秋になると夜が長くなって、読書にぴったりの静かで落ち着いた時間が増えるんやな。それを「灯火親しむべき候」と言うんやね。

秋の夜長を使って、のんびりと本を読むのが良いってことやな。読書のための最高の時期ってわけやね。秋の夜は読書にぴったりなんやな。

【出典】
韓愈「符読書城南詩」から。
「灯火稍ク親シムベク簡編巻キ舒ブニハ可シ」

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「灯火親しむべき候」の解説

カンタン!解説
解説

「灯火親しむべき候」という表現は、秋の夜が読書にぴったりな時間であることを示している言葉だよ。これもまた、中国の有名な韓愈の作品、「符読書城南詩」から来ているんだ。

この言葉の背景には、昔の人々が灯火(ランプやろうそくの光)の下で静かな秋の夜に読書を楽しんだという習慣があるんだよ。秋の夜は涼しくて、日が短くなるから、家の中でゆっくりと本を読むのに最適な時期だったんだね。

例えば、秋になると、葉っぱが色づいて、夜はちょっと涼しくて、過ごしやすくなるよね。その時期に、家の中で灯りをつけて、お気に入りの本を読むのはとても心地よいんだ。まるで、灯火が親しい友達のように感じられるんだよ。

「灯火親しむべき候」は、そういう秋の夜が読書にとって特別な時間であることを美しく表現しているんだね。静かな夜に灯りの下で本を読むのは、今でもたくさんの人にとって特別なひと時なんだよ。

「灯火親しむべき候」の使い方

健太
灯火親しむべき候になったね。ともこちゃんは、何かおすすめの本がある?
ともこ
そうね。アニメやキャラクターで有名なんだけど、ムーミンの原作本があって、その中で「ムーミン谷の冬」は冬の情景を美しく表現してあって素晴らしいわよ。
健太
へえ。ムーミンは知っているけれども、本は読んだことがないなあ。灯火親しむべき候、ムーミン谷の冬を読んでみようかな。
ともこ
うん。ぜひ読んでみて。今は秋だけど、冬が楽しみになるわよ。
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「灯火親しむべき候」の例文

例文
  1. 灯火親しむべき候になったので、図書館で本を十冊借りてきたのだが、いつも数ページで寝落ちしてしまうので全然進まないのである。
  2. 灯火親しむべき候なので、仕事を早く切り上げて、本を読む時間を作ることにして、ブックカフェでのんびり秋の夜長を過ごすことにした。
  3. 灯火親しむべき候なので、本屋さんでおすすめの本を選んでもらい、久しぶりに本をたくさん買って帰ったのだが、どんな本か楽しみである。
  4. 灯火親しむべき候になったので、古本市に行ってみようと思い立ったので行ってみたら、思いがけず、掘り出し物がたくさんあったので、行って良かったと思う。
  5. せっかく、灯火親しむべき候なので、今まで読みたいと思ってリストアップしていた本を全部読んでみることにした。

まとめ

読書の秋の由来になったと言われる、灯火親しむべき候という言葉ですが、秋は涼しくなり、過ごしやすい気候になり、さらに、夏から秋にかけて日暮れが早まり夜が長くなるので、読書をするのにふさわしいという意味です。また秋の気温は14度から16度は脳の活動に最適な気温なのだそうです。ぜひ秋にはたくさんの本を読んでみてはどうでしょうか。


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