「名主の跡は芋畑」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
名主の跡は芋畑
【読み方】
なぬしのあとはいもばたけ
【意味】
名主の家は、何代も続くことなくつぶれてしまうというたとえ。
「名主」は、江戸時代の村の代表者。今の村長。「名主を三代すれば屋敷に草が生える」と言われ、名主は多忙で、出費が多く、三代務めると家財を失うという。
「名主の跡は芋畑」ということわざは、かつて名門や名家であった場所や家が、何代も続かずに衰退してしまうという意味を持っているんだよ。
ほぉ、それはつまり、昔はすごい家や立場やったけど、色々な理由で衰えてしまうってことやな。大事なのは、見栄や名前ばかりじゃなくて、実際の家の運営や維持もしっかりと気をつけなあかんってことやな。
名前や地位だけでなく、その背後の実情も大切にしないと、いつかは衰退するってことを教えてくれる言葉やね。
【語源由来】
名主の家が没落して、その跡が芋畑になっているとの意から。
【類義語】
・長者に二代なし
・名家三代続かず
・名主の三代草だらけ
【スポンサーリンク】
「名主の跡は芋畑」の解説
カンタン!解説
「名主の跡は芋畑」っていう言葉は、大きな家や有名な家が、結局長く続かずになくなってしまうことを表しているんだよ。例えば、大きな家がだんだんお金や力を失って、その土地がただの畑になってしまったっていうことさ。
名主っていうのは、昔の村で大切な役割を持っている人のことを言うんだ。でも、そんな立場にあると、忙しくて自分の家のことまできちんとできなかったり、お金をたくさん使ったりすることがあるんだ。だから、長く続かないことが多かったんだね。この言葉は、そのような事情を元に作られたんだよ。
「名主の跡は芋畑」の使い方
うちは、昔は名家だったらしいよ。
名主の跡は芋畑っていうけど、名主だったのよね。
村のために尽力していたら、財産を食いつぶしてしまったらしいよ。
現代の政治家に爪の垢を煎じて飲ませたいわね。
【スポンサーリンク】
「名主の跡は芋畑」の例文
- この国の未来は暗い。名主の跡は芋畑のごとく、身を粉にして日本のために働く議員がいない。
- 昔の名主はとても苦労したのだろう。名主の跡は芋畑というから、すべてをなげうって仕事をしていたようだ。
- 名主の就任を打診されたが、名主の跡は芋畑というから断った。
- 名主の跡は芋畑というから、一等地の豪邸に住んでいる日本の議員は、自分の利益最優先で、国のことは二の次ということだ。
- 名主は奇特な人にしかつとまらない。名主の跡は芋畑というからね。