「南華の悔い」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
南華の悔い
【読み方】
なんかのくい
【意味】
上司を怒らせるような余計な発言のせいで、才能があるのに出世できないこと。また、その悔い。


要は、才能だけじゃなくて、人間関係も大切にしなあかんってことやな。
【出典】
「唐詩紀事」
【故事】
唐の詩人温庭筠が宰相の質問にその答えは「南華真経」に出ているから、ご自身でお調べくださいと答え、怒りを買い、能力があるにもかかわらず科挙に合格できなかったという故事から。
「南華の悔い」の解説
「南華の悔い」っていう言葉は、上司を怒らせる余計なことを言ってしまって、自分の実力があるにもかかわらず昇進できないことを指すんだよ。
例えば、唐の時代に宰相になる可能性があった人がいて、宰相が彼に質問をしたんだ。ところが、その人の答え方が宰相の怒りをかってしまい、結局宰相に受け入れられず、有能なのに科挙(試験)に合格できなかったという話があるんだ。
つまり、「南華の悔い」とは、自分の実力があるにもかかわらず、無駄に上司を怒らせてしまって、出世のチャンスを逃してしまうことを指している言葉なんだよ。この故事から、大事な場面では言葉遣いや態度に気をつけて、人とうまく関わることが大切だと教えてくれているんだね。
「南華の悔い」の使い方




「南華の悔い」の例文
- 言動に注意しないと、思ったことを口にすると南華の悔いのように出世できなくなる。
- 「かつらがズレていますよ」と言っただけなのに、上司が激怒して南華の悔いとなった。世の中一寸先は闇だな。
- 南華の悔いを抱えて残りの社会人人生を送るのは嫌だから、上司とは衝突しないようにする。
- 酒を飲み過ぎて上司に言い過ぎてしまった。南華の悔いを消すために時を戻したい。
- 南華の悔いとならないよう、イエスマンであり続ける。























