「名を盗むは貨を盗むに如かず」の意味(出典)
【ことわざ】
名を盗むは貨を盗むに如かず
【読み方】
なをぬすむはかをぬすむにしかず
【意味】
実を伴わず名誉を得ようとするのは、財貨を盗むより劣る。
お金を盗むのもアカンけど、名前を盗むのはもっとアカンってことや。
【出典】
「荀子」
「名を盗むは貨を盗むに如かず」の解説
「名を盗むは貨を盗むに如かず」っていう言葉はね、「実際には何も良いことをしていないのに、名誉や評判だけを盗もうとすることは、お金や宝物を盗むことよりももっと悪いことだよ」という意味なんだ。
「名を盗む」っていうのは、自分が実際には何もしていないのに、他の人の功績や評判を自分のもののように話したり、自分がすごいことをしたかのように見せかけること。「貨を盗む」っていうのは、お金や財宝を盗むことね。
例えばね、クラスでテストがあって、自分は全然勉強してないのに、友達がいっぱい勉強して良い点数を取ったとしよう。でも、自分は「実は俺も良い点数だったんだよね」とウソをついて、みんなに自慢する。これが「名を盗む」例だね。これはお金を盗むよりも悪いことだって言ってるんだよ。
お金を盗むのはもちろんダメだけど、人の評判や名誉を盗むことは、その人の努力や成果を無視することだから、もっと心の中で悪いことをしてるってことを表しているんだね。だから、この言葉は「人の名誉を盗もうとすることはとっても悪いことだよ」と教えてくれているんだよ。
「名を盗むは貨を盗むに如かず」の使い方
「名を盗むは貨を盗むに如かず」の例文
- 実力が無いのに名誉を得ようとするのは、名を盗むは貨を盗むに如かず最悪の所業だ。
- 不正をして名声を得るのは、法に触れなくても名を盗むは貨を盗むに如かず悪行である。
- 努力を重ねた人だけが名誉を得られる。だから、名を盗むは貨を盗むに如かず、神様に顔向けできないくらい悪いことだ。
- ずるをして一等賞をとってもしょうがないじゃないか。名を盗むは貨を盗むに如かずというからやめた方が良い。
- 名を盗むは貨を盗むに如かずというから、お金を払ってフォロワーになってもらい「いいね」をしてもらうのは、名誉を得るどころか自分の名誉をも傷つける。