「二月の瓜」の意味(出典)
【ことわざ】
二月の瓜
【読み方】
にがつのうり
【意味】
ぜいたくな食べ物のこと。時季外れのめずらしい食べ物のこと。
「二月の瓜」というのは、本来なら瓜が実る時期ではない2月に瓜が手に入るということから、季節外れで珍しいもの、または特別な贅沢品を指す言葉なんだ。
ほほう、それはまるで冬に水着を見つけるみたいなもんやな。めったにお目にかかれへんような、レアなアイテムってわけや。
例えばね、クリスマスにアイスクリームを食べるみたいな、なんか特別な感じがするもんやろ。子どもたちには、冬に食べるアイスのような、そんな珍しいお楽しみってことで覚えといてもらえたらええな。
「王建」の「宮前の早春」
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「二月の瓜」の解説
カンタン!解説
「二月の瓜」という言葉はね、すごく昔の中国に唐の玄宗皇帝って人がいて、彼が大好きだった楊貴妃っていう女性に、普通は夏にならないと食べられない瓜を、とっても早い二月にあげたっていう話から来ているんだ。
昔の中国の詩に、「内園分得温湯水、二月中旬已進レ瓜」という行があるんだよ。これはね、季節に合わない時に瓜を食べるという、とてもめずらしいことをしたっていう意味なんだ。
だから、「二月の瓜」って言葉は、本来の季節よりもずっと早く手に入れることができる、とっても珍しいものや、普通ではなかなか食べられないぜいたくな食べ物のことを指すようになったんだ。例えばね、真冬に食べるアイスクリームみたいなものかな。普通は夏に食べるけど、冬に食べると珍しいよね。それと同じで、普段と違う時期に何か特別なものを楽しむことを表しているんだよ。
「二月の瓜」の使い方
温室栽培ができるようになって、二月の瓜が贅沢品じゃなくなったね。
いつでも季節外れのものが食べられるようになったわね。
あと、地球の反対側から輸入したりね。
便利な世の中になったわね。
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「二月の瓜」の例文
- これはこれは、からすみたっぷりパスタとは、二月の瓜だな。
- 健太くんが一口で飲み込んだイチゴは、二月の瓜なんだ。なんと一粒2000円。
- 二月の瓜を毎日食べていたら、逆にお好み焼き定食が贅沢になるだろうか。
- このコーヒーは希少で二月の瓜だそうだが、僕の舌では違いがわからない。
- 妊婦の妻が、二月の瓜を食べたいという。かなえてあげたいのは山々だが、ちょっと厳しい。