「苦瓢にも取り柄あり」の意味
【ことわざ】
苦瓢にも取り柄あり
【読み方】
にがひさごにもとりえあり
【意味】
苦くて食べられない瓢箪でも、何かの役には立つものである。どんなものにも必ず取り柄がある。
まあ、食べられへん瓢箪も、ひょっとしたらお化けのお面になったり、楽しいおもちゃになったりするかもしれへんしな。ええこと聞いたで、ことわざ博士!どんな人やものにもいいところがあるって信じて、みんなで大切にしようやないか!
「苦瓢にも取り柄あり」の解説
「苦瓢にも取り柄あり」っていうのは、瓢箪(ひょうたん)っていう植物があるんだけど、その中でも苦い瓢箪は食べられないんだけど、液体を入れる容器にしたり、お水をすくうひしゃくにしたりして、違う方法で役立つんだっていうことを教えている言葉だよ。
これはね、どんなものでも役に立たないと思われがちなものにも、良いところや使い道が必ずあるっていうことを表しているんだ。例えば、誰かが勉強がちょっと苦手だったり、スポーツが得意じゃなかったとしても、その人には違う才能があったり、友達を笑顔にする力があったりするんだよ。だから、人にも物にも、いろいろな良いところがあるっていう大切な教えなんだね。
「苦瓢にも取り柄あり」の使い方
「苦瓢にも取り柄あり」の例文
- 苦瓢にも取り柄ありというから役立たずの健太くんでも役に立つ時があるだろう。
- エース級の社員ばかり集めたいところだが、苦瓢にも取り柄ありというし、エース級は癖が強いし、二流三流の社員でも役に立ってくれるはずだ。
- 害虫は根絶したい存在だが、苦瓢にも取り柄ありというように地球にとっては重大な役割があるんだ。
- 取るに足らないものでも、苦瓢にも取り柄ありだから大事に扱おう。パワハラで訴えられてもかなわん。
- 今は価値が無さそうでも、苦瓢にも取り柄あり、来るべき時が来たら大活躍するだろう。