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【二度教えて一度叱れ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

二度教えて一度叱れ

「二度教えて一度叱れ」の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味
【ことわざ】
二度教えて一度叱れ

【読み方】
にどおしえていちどしかれ

【意味】
失敗や間違いをしてもいきなり叱るのではなく、繰り返し教えてあげることが大切だという意味です。
子供の教育についての心得でもあります。

ことわざ博士
「二度教えて一度叱れ」という言葉は、子どもの指導や教育において、まずは根気強く正しいことを繰り返し教え、理解させることを重視し、それでも改善が見られない場合に限り叱るべきだという考え方を示しているんだよ。
助手ねこ
ほうほう、それはええ教えやな。つまり、「子どもには、すぐに怒るんじゃなくて、先にちゃんと何回も教えてあげることが大事」ってことやな。ちゃんと理解できるまで教えて、それでもダメなら叱る、っていうのが良いしつけ方ってことか。

これは、子どもが正しい行動を自然に身につけられるように、大人が気長にサポートすることの大切さを教えてくれる言葉やね。怒る前に、まずは教えることを忘れずにいなあかんってことや。

【語源・由来】
教育とは、繰り返し教えることが大切だと言う事を説いたものです。

失敗しても、3回に1回叱るという意味ではありません。

【類義語】
・可愛くば二つ叱って二つ褒めて五つ教えてよき人にせよ

このことわざは、薪を背負いながら本を読んで歩く像で有名な二宮尊徳(二宮金治郎)の教えです。

【英語訳】
・Teach twice, and scold once.
・They are lovely children. Scold twice. Praise it three times. Educate five times. Then, it becomes a good child.

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「二度教えて一度叱れ」の解説

カンタン!解説
解説

「二度教えて一度叱れ」という言葉は、子どもをしつける際の理想的なアプローチを示しているんだ。この言葉に込められているのは、子どもが間違いを犯したり、期待に応えられなかったりした時、すぐに怒るのではなく、まずは根気強く正しいことを教え、導くべきだという考え方なんだね。

この教えは、子どもが新しいことを学ぶ過程で失敗や過ちを犯すのは自然なことであり、その都度、優しく丁寧に教えることが、子どもの成長にとって非常に重要であるということを強調しているよ。そして、それでも子どもが同じ過ちを繰り返す場合にのみ、適切な形で叱ることが効果的であると述べているんだ。

このアプローチによって、子どもは単に叱られることで恐れを感じるのではなく、正しい行動や考え方を内面から理解し、自らの行動を修正する機会を持つことができるんだ。また、この方法は子どもに対する信頼と尊重の態度を示し、ポジティブな関係を築くのに役立つよ。

「二度教えて一度叱れ」の使い方

健太
ピー、ピ~、プーー…また失敗しちゃった。もう上手く吹けないよ。
ともこ
健太君はリコーダーを吹くのが苦手よね。さ、もう一度練習練習。
健太
ともこちゃんは僕が失敗しても全然イライラしないね。優しいな~。
ともこ
私は健太君が真面目に頑張っているのを知っているもの。それに二度教えて一度叱れって言うでしょ。頭ごなしに言ったらできるものもできなくなるわ。
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「二度教えて一度叱れ」の例文

例文
  1. 自分の子供に対してすぐにヒステリーになってしまい、1日中怒ったり叱ったりしていると落ち込みがちなお母さんは、二度教えて一度叱れということわざを心に留めておくと良いですよ。
  2.  二度教えて一度叱れのことわざ通り、部下が失敗してもすぐに怒鳴りつけるのではなく、なぜ失敗したのか、その失敗を次に活かすにはどうすれば良いのか、そういったアドバイスができてこそ良い上司と言える。
  3.  新入社員にきちんと仕事を教えるべき先輩社員が、ちゃんと指導をせずに仕事をさせて、小さいミスを連発するたびに新入社員を叱り飛ばしていたが、まずはあの先輩社員に二度教えて一度叱れのことわざを教えるべきだ。
  4.  生徒が何度同じ失敗を繰り返しても、根気強く何度でも教えます。ただ、私の教師としてのモットーは二度教えて一度叱れですから、あまりにふざけた態度をとっていると怒りますけどね。

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