「盗人の袖ひかえ」の意味
【ことわざ】
盗人の袖ひかえ
「泥棒の袖ひかえ」ともいう。
【読み方】
ぬすびとのそでひかえ
【意味】
泥棒が逮捕された時に、袖にすがって助けを乞うこと。かなえられるはずがない願いのこと。
「盗人の袖ひかえ」という言葉は、身の程をわきまえずに行う、受け入れられるはずのない嘆願や頼み事を意味しているんだよ。
そういうことかいな。つまり、「無理なお願いや、受け入れられるはずのない要求をすること」を意味してるんやな。盗人が逮捕されそうになった時に、逃れようとして無理なお願いをするような状況を表してるんやね。
身の程をわきまえない要求は、受け入れられることはないってことを教えてくれてるんやな。
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「盗人の袖ひかえ」の解説
カンタン!解説
「盗人の袖ひかえ」という表現は、自分の身の程をわきまえず、受け入れられるはずもない嘆願をすることをたとえた言葉なんだよ。
この言葉の由来は、泥棒が捕まえられたときに、自分の犯した罪を顧みることなく、他人に助けを求める行為から来ているんだね。つまり、泥棒が人の袖をつかんで、助けを乞う様子を指しているんだ。しかし、泥棒が助けを求めるのは、その状況では非現実的であり、通常は受け入れられないということを意味しているんだ。
たとえば、自分が明らかに間違ったことをしておきながら、他人に無理な助けを求める状況や、自分の立場を考慮せずに他人に頼るような場合にこの言葉を使うことができるよ。このことわざは、自分の行為や状況を真剣に反省し、現実を直視することの重要性を教えてくれるんだね。
「盗人の袖ひかえ」という言葉は、非現実的な嘆願や自己中心的な行動を批判し、自己責任を理解することを促すための言葉なんだ。
「盗人の袖ひかえ」の使い方
お小遣いあげてくれないかな。
盗人の袖ひかえよ。健太くんは全然勉強しないんだもん。お母さんが許すわけないわ。
子供は遊ぶことも仕事だよ。
それにしたってしなさすぎなのよ。義務教育だから、勉強することも子供の仕事よ。
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「盗人の袖ひかえ」の例文
- 僕が助けを求めた時に拒んだのに助けを求めてくるとは、盗人の袖ひかえだよ。
- お金を貸してくれないと倒産するって言われても、返す当てが無いなら盗人の袖ひかえというやつで貸せないな。
- 君の願いは無謀で、盗人の袖ひかえだからかなえてあげられない。
- そんなこと頼める立場だと思っているのか。盗人の袖ひかえで、要求をのむことはできないな。
- 日頃の行いを正してから出直してくるがいい。今の君の頼みは聞けない、盗人の袖ひかえだよ。