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「鼠無きを以て捕らざるの猫を養う可からず」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
鼠無きを以て捕らざるの猫を養う可からず
【読み方】
ねずみなきをもってとらざるのねこをやしなうべしからず
【意味】
能力が無いものや役立たずなものは養えないということ。
「鼠無きを以て捕らざるの猫を養う可からず」という言葉は、能力がない、または役に立たない者を養うことは不適切であるという意味のたとえだよ。
なるほど、そういうことかいな。つまり、役に立たない人やものを養うのは無駄ってことやな。鼠を捕らない猫を養う意味がないのと同じで、実際に成果を出せない人や物に価値はないってことやね。
これは、実際の成果や能力が大事ってことを教えてくれる言葉やわ。ただ持ってるだけでは意味がなくて、それが何かの役に立つことが大切やってことやね。
【出典】
「鶴林玉露」
【語源由来】
鼠がいないからといっても、鼠を捕ろうとしない猫を飼っておくわけにはいかない意から。
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「鼠無きを以て捕らざるの猫を養う可からず」の解説
カンタン!解説
「鼠無きを以て捕らざるの猫を養う可からず」というのはね、ネズミがいないからと言って、ネズミを捕まえられないような猫を飼っても意味がないっていうことを言っているんだよ。
つまり、本来の仕事や役割を果たせない人や物を養ったり、大切にしたりしても、何の役にも立たないということなんだ。
たとえば、サッカーチームで、サッカーがあまり上手くない子がいて、その子がチームの試合に貢献できないなら、その子をチームで大切にするのは難しいっていうことなんだね。
このことわざは、役に立つ能力を持っていることが大切だって教えてくれるんだよ。だから、自分が何か役に立つことができるように、いつも努力することが重要なんだね。
「鼠無きを以て捕らざるの猫を養う可からず」の使い方
健太くんは追放よ。
何で?こんなかわいい僕を追放するの?
かわいいだけで何の役にも立たないもの。働かざる者食うべからず。鼠無きを以て捕らざるの猫を養う可からずよ。
がーん。働くから追放は勘弁して。
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「鼠無きを以て捕らざるの猫を養う可からず」の例文
- 無能なものに給料を払う余裕はない。鼠無きを以て捕らざるの猫を養う可からず、首にするしかない。
- リストラを決行するか迷ったが、鼠無きを以て捕らざるの猫を養う可からずというし、心を鬼にしよう。
- 役立たずが一人でもいると風紀が乱れるから、鼠無きを以て捕らざるの猫を養う可からずに従い辞めてもらおう。
- そんな堂々とさぼっていると、鼠無きを以て捕らざるの猫を養う可からずというから追い出し部屋にやられるかもしれないぞ。
- 無能なものをいつまでも雇用しておくわけにはいかない。鼠無きを以て捕らざるの猫を養う可からずというし、やる気が無いなら明日から来なくても良い。