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【根を深くし柢を固くす】の意味と使い方や例文(出典・語源由来)

根を深くし柢を固くす

「根を深くし柢を固くす」の意味(出典・語源由来)

意味

【ことわざ】
根を深くし柢を固くす

【読み方】
ねをふかくしていをかたくす

【意味】
基礎をしっかり固めると、生きながらえることができる。

「根」は、木の根。細根で養分を吸収する根。「柢」は、木の根。直根。幹を立たせる根。いずれも根本のたとえ。
ことわざ博士
「根を深くし柢を固くす」という言葉は、物事の基礎や根底をしっかりと固めて、将来の安定を確保することを意味しているんだよ。
助手ねこ
ほなら、しっかりとした基礎や土台を作ることが大事ってことやな。根を深くして柢(基盤)を固めるってのは、どんなことでもしっかりとした土台があれば、安定して成長できるってことやね。

基礎を固めることの大切さを教えてくれてる言葉やな。

【出典】
老子ろうし

【語源由来】
木の根が固く地面にはって動かないことから。

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「根を深くし柢を固くす」の解説

カンタン!解説
解説

「根を深くし柢を固くす」という表現は、物事の基礎や土台をしっかりと固めて、安定させることの重要性を示しているんだ。ここでの「根」と「柢」(ね)は、どちらも木の根のことを指していて、物事の基盤や根底を象徴しているんだよ。この表現は『老子』の「五九章」に由来しているんだね。

木が強固な根を持っていると、風雨に耐えて倒れることなく成長できるように、物事もしっかりとした基礎や土台があれば、さまざまな困難や変化に耐えて発展することができるんだ。

たとえば、ビジネスにおいては、企業が強固な経営基盤や信頼できる戦略を持っていること、教育では、基礎的な知識やスキルをしっかりと身につけることが「根を深くし柢を固くす」という考え方に当てはまるんだよ。

このことわざは、何事も成功させるためには、まず堅固な基礎を築くことが不可欠であるという教えを含んでいるんだね。それは、短期的な利益や表面的な成功よりも、長期的な安定と成長のためのしっかりとした土台の構築が重要であるということを示しているんだ。

「根を深くし柢を固くす」の使い方

健太
とりあえずやり始めてみればいいのに、何で毎日会議なの。
ともこ
根を深くし柢を固くするためよ。基礎をしっかり固めないと、その後どんなに頑張っても計画が崩れてしまうからよ。
健太
基礎がしっかりしていないと、ぐらついて崩れるんだね。
ともこ
何事も基礎が大事なのよ。
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「根を深くし柢を固くす」の例文

例文
  1. 根を深くし柢を固くすることで失敗が少なくなる。
  2. 飲み会が減少傾向にあるが、根を深くし柢を固くするように、飲み会で仲間同士の結び付きを強めることは、その後の仕事をやりやすくする。
  3. 社長になって最初にすることは、根を深くし柢を固くすることだ。まずは経営の基礎を固める。
  4. 根を深くし柢を固くすというから、長く続けるためには最初が肝心。
  5. 基礎をないがしろにすると、根を深くし柢を固くすることができず早々に失敗する。

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