「能なしの能一つ」の意味(類義語)
【ことわざ】
能なしの能一つ
【読み方】
のうなしののうひとつ
【意味】
無能そうに見える者でも、何か一つは取り柄があるものだということ。
おお、なるほどなぁ。つまり、「見た目で判断したらあかん」ってことやな。外から見たら何もできひんように見える人でも、実はええところがあるんや。
それが見つかるまで、じっくり待ってあげるのが大事やな。誰にでも光る瞬間があるってことやね。
【類義語】
・千慮の一得
・馬鹿にも一芸
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「能なしの能一つ」の解説
カンタン!解説
「能なしの能一つ」ということわざは、こんな意味だよ。どんなに能力がないように見える人でも、少なくとも一つは得意なことや特技があるということを言っているんだ。
例えば、学校の勉強が苦手な子がいたとしても、その子は絵を描くのがすごく上手かもしれないし、スポーツが得意かもしれないんだよ。だから、このことわざは「誰でも一つくらいは特別な能力を持っている」ということを教えてくれているんだ。
みんなそれぞれ違う才能を持っていて、それがみんなを特別にしているんだね。だから、他の人を見たときに、外見や一つのことだけで判断しないで、その人の良いところを見つけようとするのが大切だっていう教えなんだ。
「能なしの能一つ」の使い方
健太くんって字が綺麗ね。
小さいころからおばあちゃんに習っているからね。
能なしの能一つね。取り柄がないのかと思っていたわ。
ひどいなー。これでもいい所はたくさんあるんだよ。
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「能なしの能一つ」の例文
- 勉強ができる人もいれば、かわいい外見の子もいれば、運動神経が良い子もいるし、能なしの能一つというように、みんなそれぞれ長所があるものだよ。
- 今年の新人は不作のようだが、能なしの能一つというし、長い目で見てみよう。
- 陰キャでカースト下位の彼だが、能なしの能一つのごとくギターを演奏させると彼の右に出る者はない。
- 使えないやつと烙印を押す前に、能なしの能一つと温かい目で見守る。
- モラハラだし、体臭、口臭はひどいし、部屋は汚いが、能なしの能一つというから離婚を思いとどまる。どこかに良い所があるはずだ。
つまり、誰にでも良いところや特技が一つくらいは隠れているという意味なんだね。