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【鱧も一期、海老も一期】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

「鱧も一期、海老も一期」の意味(語源由来・類義語)

意味

【ことわざ】
鱧も一期、海老も一期

【読み方】
はももいちご、えびもいちご

【意味】
境遇の違いはあっても、人の一生は大体同じであるということ。

「鱧」は、ハモ科の海魚。食用。
ことわざ博士
「鱧も一期、海老も一期」ということわざは、境遇が異なっても、人生の本質は大体同じであるという意味を持っているんだよ。
助手ねこ
ああ、つまり鱧も海老も、どちらも最後は同じような運命をたどるってことかいな。それで、人間の一生も、環境が違っても大体は同じってことやね。

みんな生まれて、育って、一生を過ごすんは同じや。立場や環境がどんなに違っても、人生の根本は変わらへんってことやな。

【語源由来】
エビを餌にするハモも、餌にされるエビも、一生を生きることに変わりないことから。

【類義語】
・鯊は飛んでも一代、鰻はのめっても一代

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「鱧も一期、海老も一期」の解説

カンタン!解説
解説

「鱧も一期、海老も一期」ということわざは、人間の一生において境遇の違いはあっても、生きる期間や経験する一生は基本的に同じであるという意味を持っているんだ。

このことわざでは、鱧(はも)と海老という全く異なる生き物を例に挙げているけれど、それぞれの一生が本質的には変わらないという考え方を示しているんだよ。つまり、どんな生き物であっても、生まれて成長し、そしていつかはこの世を去るという一連の流れは同じだということ。

人間の世界に当てはめると、このことわざは、人それぞれに違った背景や環境があるけれど、人生の大枠や経験することは似たり寄ったりであるということを表しているんだ。例えば、裕福な家庭に生まれた人も、そうでない家庭に生まれた人も、人として経験する喜びや悲しみ、成長や老いといった一生のサイクルは同じということなんだね。

「鱧も一期、海老も一期」は、人間の一生における普遍的な真理を表現していることわざなんだよ。

「鱧も一期、海老も一期」の使い方

健太
お金持ちは、悩みがない人生で良いなあ。
ともこ
鱧も一期、海老も一期っていって、人生はそんなに変わらないわ。
健太
生まれて死ぬのは一緒だけど、過程が大きく違うんだよ。
ともこ
お金持ちは恵まれているのか、がんばってお金持ちになって体験してみると良いんじゃないかな。
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「鱧も一期、海老も一期」の例文

例文
  1. 名誉や権力がある人でも、誰しも死は免れない。鱧も一期、海老も一期だ。
  2. 生まれたものは必ず死を迎え、鱧も一期、海老も一期というように大差ない一生を送る。
  3. アンチエイジングが流行っているけど、鱧も一期、海老も一期だから、どれだけ抗っても老いや死は等しく訪れる。
  4. 鱧も一期、海老も一期というように、どんな生物にも終わりの瞬間がくるものだから、死はそんなに怖くない。
  5. この世に生を受けたものは、鱧も一期、海老も一期のごとく死ぬ瞬間まで一生を過ごす。だから、どれだけ充実した一生にできるか否か。楽しんだもの勝ちだ。




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