「肌に粟を生ず」の意味(語源由来)
【ことわざ】
肌に粟を生ず
【読み方】
はだえにあわをしょうず
【意味】
寒さや恐ろしさのために身震いするさま。鳥肌が立つ。
そういう身体の変化って、やっぱり感情や環境の変化に敏感に反応するんやろな。肌に粟を生ずっていうのは、そういう体の自然な反応を上手く表してる言葉やね。
【語源由来】
皮膚が収縮し、肌に粟つぶのようなものが出ることから。
「肌に粟を生ず」の解説
「肌に粟を生ず」という表現は、恐ろしさや寒さのために皮膚に粟粒のようなぼつぼつができること、つまり鳥肌が立つ状態を指しているんだ。粟粒のように小さくて硬いぼつぼつが肌に現れることから、このような表現が使われているんだよ。
たとえば、とても怖い話を聞いた時や、冷たい風が吹いてとても寒い時など、人の体は無意識に反応して肌がぞくっとして鳥肌が立つことがあるよね。これは、身体が感じる恐怖や寒さなどの強い感情や感覚の表れとして現れるんだ。
このことわざは、人が感じる強い感覚や感情が肌に現れる様子を言い表していて、特に恐怖や寒さといった否定的な感情と結びつけられることが多いんだ。それは、人の体が持つ自然な反応を表す言葉として使われているんだね。
「肌に粟を生ず」の使い方
「肌に粟を生ず」の例文
- 恐い話を聞くと肌に粟を生ず。
- 上司の怒る顔を想像するだけで、肌に粟を生ず。
- 生理的に彼が嫌いなので、近寄るだけで肌に粟を生ず。
- 冬の外気の寒さに、肌に粟を生じた。
- 健太くんの寒いギャグのせいで、肌に粟を生ず。突っ込む気にもなれない。
つまり、極度の感情や寒さによって体の表面に細かい突起が現れること、一般に「鳥肌が立つ」と言われる現象を指しているんだ。