「干潟の鰯」の意味
【ことわざ】
干潟の鰯
【読み方】
ひがたのいわし
【意味】
干潟に残された鰯のように、どうにもできないことのたとえ。
「干潟の鰯」という表現は、逃げ場がなく、避けられない運命に直面している状況を指すたとえなんだよ。
ああ、それは辛い状況を示してるわけやな。つまり、「どうしようもなくて、結末を待つしかない」ってことやな。干潟にいる鰯が水がなくなってしまって、助かる見込みがないみたいに、自分もそういう無力な状況にあるって例えやね。
これは、避けられない運命や、逃れられない困難に直面していることを表す言葉やな。逃げ道がない状況の難しさや、そういう時の心境をよく表してるわ。
【スポンサーリンク】
「干潟の鰯」の解説
カンタン!解説
「干潟の鰯」という表現は、逃げ場がなく、自らの運命を受け入れるしかない状況を形容するたとえだね。干潟に取り残された鰯は、水が引いてしまい生存のための環境を失ってしまうため、最終的には死を迎えるしかないという状況から来ているよ。
この言葉は、どうにもならない状況や、逃れられない運命に直面している人や事態を指す際に使われることがあるんだ。例えば、回避不可能な困難や、どうあがいても変えられない結果に直面している時に、「干潟の鰯のようだ」と表現されることがあるよ。
このような表現は、人生においてどうしようもない状況に直面した時、その現実を受け入れるしかないという厳しい教訓を含んでいるんだね。しかし、そうした状況から何を学び、どのように前に進むかが重要であり、困難を乗り越えることで成長する機会にもなり得るという希望の側面も忘れてはならないよ。
「干潟の鰯」の使い方
先週の僕は背水の陣で、干潟の鰯だったんだ。
何とか切り抜けたから、今日の健太くんがいるのね?
九死に一生を得たような感じだよ。
よく乗り越えたわね。
【スポンサーリンク】
「干潟の鰯」の例文
- 隠した答案が母さんに見つかり、いつも味方してくれる父さんにも見放され干潟の鰯だ。
- 金策に走り回ったがどうにもできず、干潟の鰯だ。
- 見知らぬ惑星に不時着し、宇宙船は壊れ、まさに干潟の鰯の状態です。
- 干潟の鰯だったが、ともこちゃんが救いの手を差し伸べてくれた。捨てる神あれば拾う神ありだ。
- 絶体絶命のピンチで干潟の鰯となり、思わず遺書を書いた。