「膝頭で江戸へ行く」の意味
【ことわざ】
膝頭で江戸へ行く
【読み方】
ひざがしらでえどへいく
【意味】
骨を折るわりに遅々としてはかどらないこと。
へぇ、それは大変やなあ。つまり、「ものすごく頑張っても、その努力がちゃんとした成果に結びつかへんってことかいな。膝で江戸まで行くなんて、考えただけで痛そうやし、そんな苦労したってあんまり意味がない」ってわけやな。
努力するのもええけど、方法をちゃんと考えんといかんってことやね。もっと効率的な方法で目標に近づけるようにしようって教えてくれてるんやな。
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「膝頭で江戸へ行く」の解説
カンタン!解説
「膝頭で江戸へ行く」という言葉はね、すごく大変な努力をして、目的地に向かうけれど、その苦労に見合った結果が得られないことを表しているんだよ。江戸時代の日本では、江戸(今の東京)はとても重要な場所だったから、江戸へ行くことは色んな意味を持っていたんだ。でも、「膝頭で江戸へ行く」って言うのは、文字通りには膝を使って歩くような非常に非効率的で大変な方法で江戸へ向かうってこと。つまり、非常に無駄な努力をしている様子を表しているんだね。
このことわざは、もっと賢いやり方や、もっと効果的な方法があるにも関わらず、非効率的な方法で頑張ってしまっている状況を指しているよ。たとえば、もっと簡単にできる宿題をわざわざ難しい方法でやってしまったり、簡単に行ける場所を遠回りしてしまったりするようなことがそれに当たるね。
この言葉は、目的を達成するための方法をよく考えて、無駄な労力を使わないようにしようって教えてくれているんだ。努力することは大切だけど、その努力が無駄にならないように、もっと効果的な方法を考えることも重要ってことを伝えているんだよ。
「膝頭で江戸へ行く」の使い方
最近遅くまで頑張っているのに、文化祭の準備がほとんど進んでいないんだ。
それは大変。でも、あまりに非効率的な方法で頑張っても、膝頭で江戸へ行くようなものよ。
もっと効果的な方法があるかな?
今から一緒に考えましょう。
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「膝頭で江戸へ行く」の例文
- 時間をかけて作成した企画書は内容が薄いと指摘され、まるで膝頭で江戸へ行くような無駄な時間を過ごしてしまった。
- 独学で学ぼうとすると基礎が抜けて、膝頭で江戸へ行く結果となることが多い。
- この企画は計画段階から非効率が目立ち、予算と時間を大幅に超過して膝頭で江戸へ行くような結果に終わった。
- 科学的根拠のない民間療法に時間とお金を費やしてしまい、結局は何の成果も得られず膝頭で江戸へ行くような挫折を味わった。
- 英語を学ぶために色々な教材を集めたが、結局どれも中途半端になりほとんど話せるようにならなかったが、まさに膝頭で江戸へ行くというやつだった。
文字通りには、膝を使って江戸まで行くという非効率かつ困難な方法で目的地に向かう様子から、苦労はするけれど効果が少ないという状況を表しているんだ。