「瓢簞に釣り鐘」の意味(類義語)
【ことわざ】
瓢簞に釣り鐘
【読み方】
ひょうたんにつりがね
【意味】
ひょうたんも釣り鐘もぶら下がってはいるが、大きさや重量では比較にならないことから、非常に違っていて比べものにならないたとえ。また、釣り合いがとれないことのたとえ。
へー、それは面白い比喩やな。つまり、「全然レベルが違うから比べものにならへん」ってことか。小さいひょうたんと大きな釣り鐘じゃ、サイズも用途も全然ちゃうもんな。そういうことを言う時に使うんやね。
いろんな場面で、物事のバランスや釣り合いを考えることが大事やってことやな。みんな違ってみんないい、でも、比べるなら適切な基準で比べないとあかんってことや。
【類義語】
・提灯に釣り鐘
・月と鼈
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「瓢簞に釣り鐘」の解説
カンタン!解説
「瓢簞に釣り鐘」ということわざは、全く釣り合いが取れないほどの大きな違いがある状況を指す言葉だよ。「瓢簞」は軽くて小さい一方で、「釣り鐘」は非常に重く大きい。これら二つを比較すること自体が無理がある、という意味が込められているんだ。
たとえば、小さな個人経営のお店と大きな国際企業を比較するようなもので、規模も資本も全く違うから、直接比べること自体が不適切だということ。この表現は、大小や能力、地位などが全く異なる二つのものを無理に比較しようとすると、その差があまりにも大きいために比較にならない、という状況をうまく表しているんだ。
このことわざは、「釣り合いが取れないほどの差がある時には、比較すること自体が意味をなさない」という教訓を含んでいるんだね。それぞれの個性や状況を理解し、適切な評価をすることの重要性を教えてくれているんだよ。
「瓢簞に釣り鐘」の使い方
健太くん。あれが健太くんの彼女なの?
そうだよ。かわいいでしょう?
瓢簞に釣り鐘ね。美女と野獣。月とすっぽん。
そんなに不釣り合いかなあ・・・。
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「瓢簞に釣り鐘」の例文
- 健太くんはテストでいつも0点を取ってくるけれども、お兄さんはいつも100点を取ってくるので瓢簞に釣り鐘と言われています。
- 農家の息子が、あんな名家のお嬢様と結婚するなんて、瓢簞に釣り鐘だね。
- 炭とダイヤモンドは同じ炭素原子でできているけれども、値段も見た目も瓢簞に釣り鐘です。
- ああ、いつも食べているお肉とは瓢簞に釣り鐘、ともこちゃんは、毎日こんなお肉を食べることができるなんて幸せ者だね。
- 同じ銀行員でも地方銀行の僕とメガバンクの彼とでは瓢簞に釣り鐘だ。
このことわざは、物事や人の能力、状況などが全く異なるレベルにある場合に使われるよ。