「光るほど鳴らぬ」の意味(語源由来)
【ことわざ】
光るほど鳴らぬ
【読み方】
ひかるほどならぬ
【意味】
口うるさい人ほど性根が優しく温和であるということ。また、言うほど腕前が大したことがないこと。
あ、そういうことか。つまり、「ガヤガヤうるさい人ほど、実はそんなにたいしたことない」ってことやな。見た目や口ぶりがいかにもって感じの人でも、本当のところはそんなに強くなかったりするってことやね。
これは、「見かけによらず」ってやつやな。大声で騒いでる人ほど、実はそこまで怖くないっていう、見た目だけで判断せんようにしようってことを教えてくれてるんやな。
【語源由来】
稲光が激しいわりに雷鳴がひどくない意から。
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「光るほど鳴らぬ」の解説
カンタン!解説
「光るほど鳴らぬ」ということわざは、稲光(いなびかり)や雷がすごく光っているのに、その割には雷鳴(らいめい)があまり大きくないという自然現象から来ているんだよ。
これを人の性質や行動に当てはめた表現で、見た目や言葉が大きくても、実際にはそれほど力がない、または怖くないという意味があるんだ。
例えば、人の中には大声で怒鳴ったり、偉そうに話したりする人がいるけど、実際にはそんなに力が強いわけではない、または本当にやることができるわけではないという人がいるよね。そういう人たちについて話すときに、「光るほど鳴らぬ」っていう言葉を使うことがあるんだ。
つまり、このことわざは、「見た目や言葉だけが派手で、中身が伴っていない人や物事を見極めよう」という教えを含んでいるんだよ。だから、人を判断するときには、見た目や言葉だけでなく、その人の実際の行動や性質をよく見ることが大切だってことを教えてくれているんだね。
「光るほど鳴らぬ」の使い方
また部長が、僕がいれば全国制覇も夢じゃないって大口を叩いてるよ。
光るほど鳴らぬっていうけど、成果が出ないまま引退しそうね。
あの自信はどこから来るんだろうね。
大口を叩くことで、自分を鼓舞しているのかもね。
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「光るほど鳴らぬ」の例文
- 彼は大声で自分の意見を述べるが、彼の提案が実現したことは一度もなく光るほど鳴らぬ。
- 選挙の前には多くの政治家が大々的な公約を掲げるが、それらが果たされることはなく、光るほど鳴らぬように実現する実力がないのだろう。
- 彼は大きなことを言うが、成果に関してはいつも控えめで光るほど鳴らぬ人物だ。
- SNSでは加工した写真で注目を集めるが、実物は内容が伴わない光るほど鳴らぬことが多い。
- 彼はいつもホームラン宣言をするが、光るほど鳴らぬようにヒットすら打てない。
つまり、口うるさい人や偉そうに言う人が、実際には意外と力がないことを示している言葉なんだ。