「匹夫も志を奪う可からず」の意味(出典・英語)
【ことわざ】
匹夫も志を奪う可からず
【読み方】
ひっぷもこころざしをうばうべからず
【意味】
どんなにいやしい者でも志を持っていれば、どんな圧力をかけてもその志を変えさせることはできない。
夢や志は、その人の大事な宝物やからな。みんなでお互いの夢を大事にし合うって大切やな。
【出典】
「論語」
【英語】
A man may lead a horse to the water but he cannot make him drink.(馬を水辺につれていくことはできても、無理に水を飲ませることはできない)
「匹夫も志を奪う可からず」の解説
「匹夫も志を奪う可からず」という言葉は、「論語」から来ていて、ちょっと難しい言葉だけど、とっても大切な意味があるんだよ。
このことわざはね、「どんなに立場が低い人でも、しっかりとした目標や夢を持っているなら、誰もその人の夢や目標を奪ったり変えたりすることはできないよ」と教えてくれているんだ。つまり、自分の目指すべきことや、信じることは、どんなに小さなことでも、大切にして、誰にも変えさせない強さを持つことが大事だっていうことなんだね。
例えば、友達の間で人気のない遊びが好きだったり、夢が他の人とは違ったりしても、それが自分にとって大切なことなら、他の人が何を言おうと、自分の信じる道を進むべきだよ。他の人がその夢や目標を変えさせようとしても、自分の心にしっかりとした信念を持っていれば、自分の大切なものを守ることができるんだ。
「三軍も帥を奪うべきなり匹夫も志を奪うべからざるなり」という部分は、もっと大きな例え話で、「たとえ軍隊がいても、その軍隊を率いる将軍を奪うことはできない。同じように、どんなに小さな立場の人でも、その人の心にある夢や目標を奪うことはできない」という意味が込められているんだよ。
だから、この言葉は、自分の夢や目標を大切にすること、そして、他の人の夢や目標も尊重することの大切さを教えてくれているんだね。
「匹夫も志を奪う可からず」の使い方
「匹夫も志を奪う可からず」の例文
- 新入社員の彼はまだ経験が浅いが、匹夫も志を奪う可からずと信じ会社を変革する大きな夢を語り続けている。
- 彼女は小さな村から来たが、彼女の教育への情熱を見ると匹夫も志を奪う可からずという言葉が心に浮かぶ。
- 環境保護に取り組む彼の姿勢は、匹夫も志を奪う可からずという教えを体現しており、多くの人々にインスピレーションを与えている。
- ある若者が社会的地位に恵まれない家庭から成功を収めた際、匹夫も志を奪う可からずという言葉がしばしば引用され、彼の努力を称える声が高まった。
- 芸術家を目指す道は厳しいものだが、匹夫も志を奪う可からずという精神で、彼女は批評に耳を貸さず自分のスタイルを貫いている。