【ことわざ】
人は一代名は末代
【読み方】
ひとはいちだいなはまつだい
【意味】
人の体は一代限りで滅びるが、名声は何代も生き続けるという意味。死後に名を残すような生き方をせよということ。
【語源・由来】
大久保彦左衛門の言葉より。「電光朝露、石火のごとくなる夢の世に、なんと人生を送ろうとも、名誉より大切なものはない。人は一代、名は末代と心得るべし。」
【類義語】
・身は一代名は末代
・虎は死して皮を留め人は死して名を残す
・家は一代名は末代
・人は死して名を留む
・人は朽ちても名は朽ちぬ
【対義語】
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【英語訳】
Worthy men shall be remembered
A man dies, but his name lives on.
A man must die, but his name may live for ever.
A man lives but for one generation, but his name may live for ever
Man is mortal, but fame is immortal.
A man lives only for an age, but his name may live to all ages
「人は一代名は末代」の使い方
人は一代名は末代といって、名誉で名を残せという言葉があるけれど、このインターネットの時代では、インターネット上に名前が残ると本当に永久に残るよね。
そうよね。名誉あることでインターネットにのる分には構わないけど、気を付けないと、勝手に写真を使われたりすることもあるから怖いわよね。
怖いと言えば、インターネットの掲示板で勝手に犯人捜しで盛り上がって、容疑者にされた挙句に、名前まで晒されたらたまったもんじゃないよね。
怖い世の中よねー。
「人は一代名は末代」の例文
- 成人の日に父から、人は一代名は末代、悪いことをして名を残すことはしてくれるなと一言だけ言われた。
- 人は一代名は末代、彼女は短い人生を終えたが、彼女の作った詩は永遠に残るだろう。
- 人は一代名は末代、モーツァルトの曲の人気は永久不滅だ。
- 人は一代名は末代、彼の作ったバイオリンは、彼の名とともに後世に愛され、受け継がれている。
- 人は一代名は末代、先祖がした悪いことは、昔話としてこの土地に受け継がれているらしい。