「冬編笠に夏頭巾」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
冬編笠に夏頭巾
【読み方】
ふゆあみがさになつずきん
【意味】
物事が逆さまであることのたとえ。
そやね、これは「全然場に合ってへんやん!」ってことを言うてるんや。冬に夏の帽子をかぶるなんて、明らかにおかしいやろ? というのと同じで、何かが周りの状況や常識と全く合ってないことを指摘するときに使う言葉やな。
このことわざは、常に状況に合った行動を取るべきやって教えてくれてるんや。場違いなことをしてしまうと、他の人に変に見られるかもしれんから注意が必要やね。
冬はあたたかい頭巾をかぶり、夏は風通しがよくて涼しい編笠をかぶるのが普通なのに、反対のことをしているということから。
【類義語】
・寒に帷子、土用に布子
・土用布子に寒帷子
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「冬編笠に夏頭巾」の解説
カンタン!解説
「冬編笠に夏頭巾」ということわざは、物事が全く場に合っていない、または時期や状況に不適切であることを表しているんだ。
この言葉は、冬に夏用の編み笠をかぶる、または夏に冬用の頭巾をかぶるという具体的なイメージから来ているよ。編み笠は夏の暑い日差しを避けるためのもので、頭巾は寒い冬をしのぐためのものだから、逆の季節に使うのは全く適切ではないね。
だから、このことわざは、何かが場違いであるか、非常に不適切である状況を指摘するときに使う言葉なんだ。例えば、話の内容が話題と全く合っていないときや、誰かが全く場に合わない服装をしているときに、「これはまさに冬編笠に夏頭巾だね」と表現することができるよ。
「冬編笠に夏頭巾」の使い方
なんで数学の授業に英語のノート使ってたの?
え?あれ、数学のノートだと思ってたよ。
それ、完全に冬編笠に夏頭巾だよ。数学の授業に英語のノートなんて使えないでしょ!
何だかおかしいなと思ったんだ。次はちゃんとチェックしなきゃ。
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「冬編笠に夏頭巾」の例文
- 彼は会議で厚いダウンジャケットを着てきたが、その日は30度を超える暑さだった。まさに冬編笠に夏頭巾だ。
- この計画は理念は素晴らしいが、実施タイミングが全く間違っている。まるで冬編笠に夏頭巾のようだ。
- 彼女は新しいプロジェクトを始める意気込みで最新の技術書を買い込んだが、それはすでに時代遅れのものだった。それは冬編笠に夏頭巾の選択だ。
- 夏祭りの日に雪の結晶の装飾をしている店を見たとき、私は冬編笠に夏頭巾だなと思った。
- 高校生が就職活動のためにビジネスマナーを学ぶのは時期尚早で、冬編笠に夏頭巾と言えるだろう。
冬には編笠をかぶり、夏には頭巾をかぶるのが一般的なのに、これが逆になっている状態を指しているよ。この表現は、状況に不釣り合いな行動や選択を指摘する時に使われる言葉だね。