「附耳の言千里に聞こゆ」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
附耳の言千里に聞こゆ
【読み方】
ふじのげんせんりにきこゆ
【意味】
秘密はもれやすいもので、すぐに広まってしまうということ。
人の耳は案外とんとん拍子で遠くまで届くから、油断大敵やで。
【出典】
「淮南子」
【語源由来】
耳に口をつけてする噂話が、千里も離れた遠くまで伝わる意から。
【類義語】
・囁き千里
「附耳の言千里に聞こゆ」の解説
「附耳の言千里に聞こゆ」っていうことわざは、小さい声でこっそり話しても、その話がすぐにいろんなところに広がってしまうって意味なんだよ。
例えばね、友達同士で秘密にしておきたい話をしているときに、とっても小さい声で耳元で話しているのに、気づいたらその話がクラス中、学校中に広まってしまって、みんなが知っているってことがあるよね。それが「附耳の言千里に聞こゆ」で表されるんだ。
「附耳」というのは、口を耳に近づけて話すっていう意味で、このことわざでは、どんなに隠して話しても、うわさや秘密は簡単に人から人へと広がってしまうことを教えているんだよ。だから、大事な秘密はとても慎重に扱う必要があるってことを思い出させてくれる言葉なんだね。
「附耳の言千里に聞こゆ」の使い方
「附耳の言千里に聞こゆ」の例文
- 会議室での附耳の言千里に聞こゆが原因で、企業の秘密が競合他社に漏れてしまった。
- 政治家のスキャンダルが附耳の言千里に聞こゆのように、わずかな時間で全国に知れ渡った。
- 彼が提案した新プロジェクトについて附耳の言千里に聞こゆで、社内のみんながすぐに知ってしまった。
- 附耳の言千里に聞こゆの例として、彼女の婚約の話が友人間で急速に広がった。
- マネージャーが部下に対して秘密にしてほしいと話したが、附耳の言千里に聞こゆで翌日には全社員がそのことを知っていた。
つまり、隠し事は意外と漏れやすくて、簡単に広まってしまうんだよ。