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「降りかかる火の粉は払わねばならぬ」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
降りかかる火の粉は払わねばならぬ
【読み方】
ふりかかるひのこははらわねばならぬ
【意味】
先のことを考えて、入念に準備したり用心しておくこと。
これは、人生で問題や困難が自分に降りかかったときも同じで、見て見ぬふりをせずに、すぐに対策を講じて解決に向けて動くことが大切やってことやな。何もせずにいると、もっと大きなトラブルに発展することもあるからな。
【語源由来】
降りかかる火の粉を払いのけなければやけどをしてしまう意から。
【類義語】
・売られた喧嘩は買わねばならぬ
「降りかかる火の粉は払わねばならぬ」の解説
「降りかかる火の粉は払わねばならぬ」ということわざは、自分に迫る危険や困難に対して、ただちに積極的に対処しなければならないという意味があるんだ。文字通り、火の粉が体に降りかかると火傷をするから、すぐに払いのける必要があるように、人生における問題や危機も放置せずに速やかに対応することが重要だと教えているんだ。
この言葉は、予期しない問題が生じたとき、すぐに行動を起こして対処することの重要性を強調しているよ。例えば、仕事で問題が起きた時や、個人的な危機が生じた場合にも、このことわざは思い出されるべき教訓を提供してくれるんだ。
「降りかかる火の粉は払わねばならぬ」は、問題から逃れるのではなく、直面して解決することが最善の方法であることを教えている言葉なんだね。
「降りかかる火の粉は払わねばならぬ」の使い方
「降りかかる火の粉は払わねばならぬ」の例文
- 部下からの不正が発覚した時、彼はただちに対処を始めた。降りかかる火の粉は払わねばならぬ、と考えたからだ。
- 近隣からのクレームが増えてきたので、すぐに話し合いの場を設けることにした。降りかかる火の粉は払わねばならぬ、と彼女は行動を起こした。
- 競合他社からの訴訟の脅威があると聞いた彼は、即座に法的助言を求めた。降りかかる火の粉は払わねばならぬ、と彼は判断した。
- 会社の経営危機が浮上したため、彼はすぐに新しい戦略を立て直すことにした。降りかかる火の粉は払わねばならぬ、という思いで全力を尽くした。
- 体調不良が続いたので、医者に診てもらうことにした。降りかかる火の粉は払わねばならぬ、と彼女は早期に対処することを選んだ。
「降りかかる火の粉は払わねばならぬ」の文学作品などの用例
もういやです。米友としてもこんなところでまたしても武勇伝は現わしたくはないのですが、実際、身に降りかかる火の粉は払わなければならない。払って置いて相当の弁明が聞かれなければ、もうそれまで――そういう覚悟をきめることには未練のない男です。(中里介山の大菩薩峠より)
火の粉が降りかかるという状況は、直接的な危険を表していて、この火の粉を払いのけないと、自分自身が害を受ける可能性があるということを教えているよ。