「降れば土砂降り」の意味(語源由来・類義語・英語)
【ことわざ】
降れば土砂降り
【読み方】
ふればどしゃぶり
【意味】
悪いことは重なるものだということ。
そやね、これは「悪いことは一度にどっと来る」ってことを教えてる言葉やな。ちょっとした雨が降ると思ったら、いきなり土砂降りになるように、問題も一つ起こると次々に大きな問題が発生することがあるんや。
これは、人生で時には一つの不運が連鎖的にいくつもの不運を呼ぶことがあるってことを示してるんや。だから、最初の兆しを見逃さず、早めに対策を立てることが大切やってことを教えてくれてる言葉やな。
【語源由来】
雨が降る時は必ず土砂降りになるという意から。
【類義語】
・泣き面に蜂
・踏んだり蹴ったり
・弱り目に祟り目
【英語】
It never rains but it pours.(降る時は土砂降り)
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「降れば土砂降り」の解説
カンタン!解説
「降れば土砂降り」ということわざは、一度問題が起こり始めると、それが次々と大きく悪化していく状況を表している言葉だね。雨が降るときに、それがただの小雨ではなく、いきなり激しい土砂降りになる様子からこの表現が生まれたんだ。
このことわざは、一つの小さな不運が起こったとき、それに続いてさらに大きな不運が続くことがあるという意味で使われるよ。たとえば、一度仕事でミスをすると、その後も続けざまに問題が起きるような場合にこの言葉が使われることがあるね。
この表現は、運や偶然の出来事が予想以上に連鎖的に悪影響を及ぼすことを認識し、問題が小さいうちに対処することの重要性を教えているんだ。また、人生のどの段階においても、一度に起こる問題に対して心の準備をしておくべきだという教訓も含んでいるよ。
「降れば土砂降り」の使い方
最近、数学のテストが悪かった上に、体育で足をひねっちゃって…。
ええ、それは大変だね。まさに降れば土砂降りだね。ついてない時は何でもかんでも悪くなることがあるから、気をつけてね。
本当にそうだよ。何とかこの波を乗り越えないと。
降る雨はいつかはやむものよ。
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「降れば土砂降り」の例文
- プロジェクトの初期段階で少しトラブルがあったが、まさに降れば土砂降りで、それ以後連続して問題が発生してしまった。
- 彼は今月に入ってから降れば土砂降りのように、次から次へと不運が続いている。
- 新製品の発売が遅れたのは降れば土砂降りで、まず生産ラインのトラブルがあり、その後には配送の問題も起こった。
- 彼女には降れば土砂降りと言われるほどの悪運が続き、先週は風邪をひき、今週は財布をなくした。
- このプロジェクトに関しては降れば土砂降りとしか言いようがない。計画の見直しを迫られている。
この表現は、一度不運が訪れると、それが連鎖的に悪化する様子を雨が少しずつ降るのではなく、一度に大量に降る様子に喩えているよ。