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【風呂と客は立ったがよい】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語)

「風呂と客は立ったがよい」の意味(語源由来・類義語・英語)

意味

【ことわざ】
風呂と客は立ったがよい

「風呂を立てる(わかす)」の「立つ」と「客が立つ」の「立つ」とを掛けた言い方。

【読み方】
ふろときゃくとはたったがよい

【意味】
客は宴席で求められたら、立ち上がって舞うなど芸を披露するのがよい。客は長居しないで、早く立って帰るほうがよいということ。

ことわざ博士
「風呂と客は立ったがよい」ということわざは、客が訪れた際には長居せず、適切な時間で帰るべきだという教訓を含んでいるんだ。

この言葉は「立つ」という言葉遊びを利用していて、風呂が熱い状態で立ち上がるように(つまり、準備が整ったとき)、客も適切な時間に帰宅するべきであるという意味を表しているよ。この表現は、訪問のエチケットとして、迷惑をかけないように早めに立ち去るべきだと教えているね。

助手ねこ
そうやね、これは「客も風呂も長居はせん方がええ」ということを言うてるんや。風呂が立つ(湧く)のを待つように、客も長居しすぎずにさっさと帰るのが礼儀やってことや。お客さんが家にいるときは、ホストも気を使うからね。

長居されるとホストも大変やし、だから、遊びに行ったら適切な時間には帰ることが大事やって教えてくれてる言葉やな。エチケットとして、相手に迷惑がかからんように、ちゃんと時間を考えて行動することが求められるんや。

【語源由来】
雨が降る時は必ず土砂降りになるという意から。

【類義語】
・泣き面に蜂
・踏んだり蹴ったり
・弱り目に祟り目

【英語】
It never rains but it pours.(降る時は土砂降り)

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「風呂と客は立ったがよい」の解説

カンタン!解説
解説

「風呂と客は立ったがよい」ということわざは、客が長居せずに早く帰る方がよいという意味を表しているんだ。この言葉は、客が「立つ」という意味の「立つ」と、風呂が「湯が立つ」という意味の「たつ」をかけているんだよ。

風呂は湯船に入って湯が立つまでの時間を指し、客が長く滞在することはその湯が冷めてしまうことに繋がるんだ。そのため、風呂と客が共に早く動くことで、風呂の湯を大切に保ちつつ、客が早く帰宅することでお互いに気を遣うという意味合いが込められているんだよ。

このことわざは、客があまり長居せずに早く帰ることが、風呂の湯やその他の人々の利益に繋がることを教えているんだ。また、他人のお世話になった場合には、適度な感謝の気持ちと、迷惑をかけないように気を配ることが大切であることも示唆しているんだよ。

「風呂と客は立ったがよい」の使い方

健太
この後どうする?
ともこ
ああ、風呂と客は立ったがよいから、そろそろ帰らなきゃ。
健太
そっか。また遊びにきてね。
ともこ
また来るわね。
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「風呂と客は立ったがよい」の例文

例文
  1. 彼は家を訪れた際にはいつも風呂と客は立ったがよいと心がけ、決して長居をしない。
  2. 会議が長引きがちなので、部長は風呂と客は立ったがよいと冗談交じりに提案し、効率的な時間の使い方を促した。
  3. 母は訪問客が来たとき、お茶を出しながら風呂と客は立ったがよいと微笑み、適度な時間で帰ってもらうようにしている。
  4. 新年の挨拶で近所を回るとき、私たちは風呂と客は立ったがよいという教えを守り、各家庭に長居せずにすませた。
  5. 友人との食事会では、風呂と客は立ったがよいという言葉を思い出し、楽しい時を過ごした後はさっと帰宅するようにしている。

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