「好機逸すべからず」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
好機逸すべからず
【読み方】
こうきいっすべからず
【意味】
チャンスはそう多くあるものではないので、めぐってきた好機は逃してはいけないというたとえ。
チャンスはそうそう多くないから、しっかり捉えて何かを成し遂げたい時は、動き出さなあかんってことやな。
【語源・由来】
才能に恵まれていても、チャンスを掴めないと成功できないので、好機は掴めということ。
【類義語】
・奇貨居くべし(きかおくべし)
・思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ)
・善は急げ(ぜんはいそげ)
・鉄は熱いうちに打て(てつはあついうちにうて)
・物には時節(ものにはじせつ)
【英語訳】
Strike while the iron is hot.
Make hay while the sun shines.
It is too late to grieve when the chance is past.
Now or never.
「好機逸すべからず」の解説
「好機逸すべからず」という言葉は、良いチャンスや機会がきたときに、それを逃さないようにしないといけないっていう意味があるんだ。
例えば、お友達と遊びに行く約束をしたけど、その日になって雨が降ってきた。でも、友達が「雨の中、お家で映画を見に来ない?」って誘ってくれたら、それが良い機会かもしれないよね。そんな時に、そのチャンスを逃さずに楽しむことが大切だっていうこと。
つまり、この言葉は、「良い機会がきたら、しっかりと掴むように」と教えてくれるんだよ。
「好機逸すべからず」の使い方
「好機逸すべからず」の例文
- これほど大きな仕事を任されるなんて、好機逸すべからずで取り組もうと思っている。
- 好機逸すべからずというように、これほどのチャンスは逃すわけにはいかない。
- いつ機会が来てもいいように、日頃から準備をしておくことが重要だ。好機逸すべからずというだろう。
- 彼はいつもチャンスを逃さずに成果をあげていく。好機逸すべからずということなのだろう。
- 好機逸すべからずということを心に留めて、いつでもチャンスを掴めるようにしておきたい。
「好機逸すべからず」の文学作品などの用例
今や、信玄の周辺人なく好機逸すべからずとみてとった謙信は馬廻りの剛兵十二騎をしたがえて義信の隊を突破し、信玄めがけて殺到して来た。禅定のいたすところか、その徹底した猛撃は正に鬼神の如くである。(菊池寛の川中島合戦より)
まとめ
好機逸すべからずというように、チャンスはそう多くないですね。
いざという時にしっかりと好機を生かせるように、普段から準備をすることが大切なのではないでしょうか。