「香餌の下必ず死魚あり」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
香餌の下必ず死魚あり
【読み方】
こうじのもとかならずしぎょあり
【意味】
利益や欲のために身を滅ぼすことがあるということ。また、利益には危険が伴うということ。
魅かれるものの裏側には、ちゃんと注意しなあかん隠れた罠があるかもしれへんてことやな。欲望には目を輝かせる前に、ちゃんと周りを見る必要があるんや。
【語源・由来】
よい香りのする餌のそばにはいつも鉤にかかって死んだ魚がいる意から。
【出典】
「三略」
【類義語】
・高飛の鳥も美食に死す
・魚の懸かるは甘餌による
「香餌の下必ず死魚あり」の解説
「香餌の下必ず死魚あり」っていうことわざは、人がおいしいものや得になるもののために、困ったことや危険なことになることもあるよ、っていう意味だよ。
例えばね、釣りをしてると、おいしそうなエサのそばには、そのエサの香りにつられて、ハリにかかってしまった魚がいることがあるよね。その魚たちは、エサの誘惑に負けて、結局捕まってしまったんだ。
このことわざは、うまい話やおいしいものの後ろには、実はちょっと危険があるかもしれないよ、って教えてくれてるんだ。だから、いつもうれしいことや得することだけじゃなく、それに隠れてる危険も考えないといけないんだよね。
「香餌の下必ず死魚あり」の使い方
「香餌の下必ず死魚あり」の例文
- 欲の赴くままに行動していると、香餌の下必ず死魚ありといい身を滅ぼす。
- うまい話には裏があるものだ。香餌の下必ず死魚ありというから、慎重に検討して契約した方が良い。
- 香餌の下必ず死魚ありというし、只より高い物はない。利益が高ければ高いほど危険は高くなる。
- お得という言葉にのせられてはいけないよ。香餌の下必ず死魚ありというからね。
- 自分の欲求を満たし一瞬幸福になっても、香餌の下必ず死魚ありだ。その後身を滅ぼすことになるかもしれない。
つまり、人が欲望に取りつかれて魅かれることで、後で大きな損失や問題に直面することがあると警告している表現なんだよ。