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「人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲む」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲む
【読み方】
ひとさけをのむ、さけさけをのむ、さけひとをのむ
【意味】
飲酒は、少量のときは自制できるが、杯を重ねるごとに乱れ、最後には正気を失ってしまうということ。
酒を飲むのが先行して、ついには酒に人生を乱されてしまうってわけや。酒は楽しいけど、飲みすぎたらアカンってことやね。ホンマに「ほどほど」が大事や。
【語源・由来】
最初は酒を味わいながら飲んでいるが、そのうちに飲むために飲むような状態になり、最後は酔っ払って乱れてしまうといった飲酒の三段階を表現したもの。
【類義語】
・一盃は人酒を飲み、二盃は酒酒を飲み、三盃は酒人を飲む
・一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む
「人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲む」の解説
「人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲む」という言葉は、お酒との付き合い方について教えてくれる三段階を表しているんだよ。最初は人がお酒をコントロールして飲むけど、だんだんとお酒に慣れてくると、お酒がただの習慣になり、最後にはお酒に支配されてしまう、という意味なんだ。
最初は「人酒を飲む」で、ここでは人が自分でお酒を飲む量やタイミングを決めていて、まだ自制心が働いているんだね。次に「酒酒を飲む」では、お酒を飲むことが習慣になってしまい、特に意識せずにお酒を飲むようになってしまうんだ。そして、「酒人を飲む」の段階になると、もうお酒が完全に人をコントロールしてしまい、飲むことが止められなくなってしまう。
この言葉は、お酒を飲むときには自分をしっかりとコントロールして、ほどほどにすることが大切だと教えてくれる言葉なんだよ。お酒が楽しいものから、問題を起こす原因にならないように注意しようっていう警告でもあるね。
「人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲む」の使い方
「人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲む」の例文
- 人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲むという言葉があるが、最終段階の酒に飲まれた人がやっかいなので嫌いである。
- 人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲むというが、お酒はたしなむ程度にしないと、肝臓に良くない。
- 人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲むというけれど、眠れないからと言って飲み過ぎると、お酒のせいで脳が休めないから、朝はすっきり目が覚めないらしい。
- 人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲むというが、お酒がなくてもストレス解消できる趣味がある人は素敵だ。
- 人酒を飲む、酒酒を飲む、酒人を飲むという言葉の通りに変化していく様を眺めているのは面白いこともあるが、介抱は絶対にしたくない。
まとめ
忘年会や新年会、歓送迎会の時期になると、駅前は酒人を飲むの段階の人たちが残した吐しゃ物がそこら中にあり、迷惑だと感じるし、お酒に飲まれないようにしようと強く思う。
最初は自制心を持って酒を飲むが、徐々に酒の飲み方がルーチンになり、最終的には酒に支配されてしまい、自制が効かなくなるという過程を説明しているよ。