「鶴は千年、亀は万年」の意味(出典・語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
鶴は千年、亀は万年
【読み方】
つるはせんねん、かめはまんねん
【意味】
長寿で極めてめでたいことを祝うことば。
つまり、「めっちゃ長生きして、幸せになるように」っていう願いを込めた言葉なんやな。誕生日とかにぴったりの言葉やろな。
【出典】
中国の「神仙譚」より。
【語源由来】
鶴と亀は寿命が長い代表で、めでたいものとされていることから、縁起の良い賀寿などの際に使われる。鶴は千年生きる、亀は一万年生きる、ということから。
【類義語】
・亀鶴之寿
【英語訳】
Crane lives a thousand year and turtle lives a hundred thousand years.
「鶴は千年、亀は万年」の解説
「鶴は千年、亀は万年」っていう言葉はね、中国の古い伝説から来ていて、鶴と亀はとっても長生きする生き物だということを表しているんだよ。
中国の昔話には、「仙人」という、人間以上に強くて不老不死の力を持つ人たちが登場するんだ。彼らは、空を飛ぶ時には鶴に、水の中を移動する時には亀に乗っていたんだって。だから、鶴と亀は長生きするという縁起のいい生き物として認識されるようになったんだよ。
そして、この言葉は元々中国の百科事典にあった「鶴歳千歳、亀歳三千歳」からきていて、そこから語呂合わせで「鶴は千年、亀は万年」になったんだよ。
日本でもね、「鶴の恩返し」や「浦島太郎」のような昔話に鶴や亀が出てくるよね。そのことからもわかるように、日本でも鶴と亀は長生きするという幸運の象徴とされていたから、この中国の考え方がすんなりと受け入れられたんだよ。だから、この言葉は「長寿や幸運を願う」っていう意味で使われることが多いんだ。
「鶴は千年、亀は万年」の使い方
「鶴は千年、亀は万年」の例文
- 健康で百歳を迎えられれば、鶴は千年、亀は万年で喜ばしいことです。
- 昔は百歳を超える年齢の方は数人でした。現在は鶴は千年、亀は万年で5万人以上いるそうです。
- ぼくのひいばあちゃんが、百歳の誕生日をむかえた。鶴は千年、亀は万年で、おめでたい。
- 寿命が延びるのは良いことです。健康年齢もできるだけ寿命に近づけば、本当に鶴は千年、亀は万年でおめでたいと思います。
- 鶴は千年、亀は万年といえばおめでたいと思いますが、痴呆症(ちほうしょう)になったりするとご家族は大変でしょうね。
一口メモ
地球には、平均年齢200歳以上の動物がいます。
太平洋沿岸部に生息する赤ウニは寿命が200年といわれています。ホッキョククジラは平均で200歳くらい、北極海に住むニシオンデンザメは平均で250年以上、南極の海綿動物は千年以上でベニクラゲにいたっては計測不能です。