「馬鹿は死ななきゃ治らない」の意味(類義語)
【ことわざ】
馬鹿は死ななきゃ治らない
【読み方】
ばかはしななきゃなおらない
【意味】
利口ぶったりしないのが真の利口者で、利口ぶるのが愚か者だということ。
ほう、そういうことかいな。つまり「どうしようもないほどの愚かさは治らない」ってことやな。根本的に愚かな人は、どんなに努力しても変わらないってことを示してるんやね。
これは、本質的な問題を持つ人に対するあきれたり諦めたりする気持ちを表してるんや。どんなに頑張っても無駄やってことやな。
【類義語】
・馬鹿に付ける薬はない
・阿呆に付ける薬はない
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「馬鹿は死ななきゃ治らない」の解説
カンタン!解説
「馬鹿は死ななきゃ治らない」という言葉は、根本的に愚かな人はどのような手を尽くしても改善されない、という意味を持っているんだよ。この言葉は、ある程度まで愚かな行動や考え方が固定化されてしまった人に対して、彼らの性質や行動を変えることは非常に難しいということを示しているんだね。
この表現は、二代目広沢虎造による浪曲「清水次郎長外伝・石松三十石船」から広まったとされているよ。昭和12年(1937年)頃には、この言葉は流行語となり、広く知られるようになったんだ。ただし、このような考え方や表現自体は江戸時代後期から存在していたとされているよ。
この言葉は、しばしば自嘲的またはユーモラスな文脈で使われることがあるけれど、基本的には厳しい批判やあきらめの感情を表す言葉なんだ。このことわざは、根深い愚かさや無知は簡単には変わらないという現実を示しているよ。また、この言葉は、人の性質や行動の変化には限界があることを認識する必要があるという教訓を含んでいるんだね。
「馬鹿は死ななきゃ治らない」の使い方
健太くんは、相変わらずお馬鹿さんね。
きっと大人になったらそれなりになるよ。
馬鹿は死ななきゃ治らないとか、馬鹿に付ける薬はないっていうから無理よ。
神童も二十歳過ぎればただの人っていうじゃない。神童だって将来分からないんだから、僕だって分からないよ。
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「馬鹿は死ななきゃ治らない」の例文
- いつまでたっても跡継ぎの自覚が芽生えないようだ。馬鹿は死ななきゃ治らないな。
- 馬鹿には何を言ってもしょうがない。馬鹿は死ななきゃ治らない。
- 生きている限り人には成長する可能性があるというが、馬鹿は死ななきゃ治らない。
- 馬鹿は頑張る意思が無いから、馬鹿は死ななきゃ治らない。
- 馬鹿は死ななきゃ治らないので、彼は死ぬまで愚かなままなんだろう。
いくら努力しても変わらない人の性質や行動に対するあきらめや皮肉を示しているんだ。