【ことわざ】
馬齢を重ねる
「馬齢を加える」「馬歯を重ねる」ともいう。
【読み方】
ばれいをかさねる
【意味】
大したこともせず、ただ年をとること。「馬齢」は、自分の年齢を謙遜していうことば。
他人が年を重ねることに対して使うのは失礼にあたる。
【語源・由来】
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【類義語】
犬馬の齢
【対義語】
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【英語訳】
to have aged without having accomplished anything
「馬齢を重ねる」の使い方
うちのおじさんが「私など尊敬されるほどの人間ではないですよ。ただ、やたらに馬齢を重ねてきただけですよ」 って言っていたんだけど、馬面だからなのかな?
ちがうわよ。インターネットが普及する前は、年上の人は、経験も知識も豊富で尊敬すべき存在、相談すべき人として敬われていたんだけど、おじさんは、重ねてきた自分の人生を謙遜しているのよ。
ああ。なるほどね。おじさんは、昆虫に関しての知識が図鑑以上だから僕はとても尊敬しているよ。
健太くんのおじさんのように、年下の人間から尊敬される年の取り方をしたいわね。
「馬齢を重ねる」の例文
- いたずらに馬齢を重ねてきただけなので、私なんぞは、とてもあなた様のお役に立てるとは思えませんので辞退させていただきます。
- 馬齢を重ねただけで大した功績を残した覚えもなかったのが、この度、褒賞を授かることとなった。
- ただ、馬齢を重ねてきただけの人生でしたが、今、五人の孫がそれぞれ私を心から慕ってくれていることがわかるので長生きしてよかったと思うのです。
- 馬齢を重ねただけの私が町会長をやるだなんて、もったいないお話なので、もっと若い人から選んで町を活性化してはいかがでしょう。
- ただ、八十年も馬齢を重ねてきただけの私がこんなに大勢の人に誕生日を祝っていただけるとは、恐縮至極です。