「万死に一生を得る」の意味(類義語)
【ことわざ】
万死に一生を得る
【読み方】
ばんしにいっしょうをえる
【意味】
助かる見込みのない命がかろうじて助かる。
なるほどなぁ、要するに「ギリギリで助かる」ってことやな。まさにピンチの中で、チャンスをつかむって感じか。
死にかけたけど、なんとか一命を取り留めたっていう、映画みたいなドラマチックな状況やね。こんな経験したら、人生観変わるやろなぁ。
【類義語】
九死に一生を得る(きゅうしにいっしょうをえる)
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「万死に一生を得る」の解説
カンタン!解説
「万死に一生を得る」という言葉は、ものすごく危険な状況や、本当に命がけの場面で、なんとかして生き延びることを表しているんだよ。この「万死」というのは、「どう考えても生き残れないだろう」というほどの、本当に危ない状況のこと。それに対して「一生を得る」というのは、「そんな状況から奇跡的に生き残ること」を意味しているんだ。
例えば、映画や本で、主人公がとっても危険な冒険をしているシーンを見たことがあるかな?そこで、主人公が大きな岩が転がってきたり、高いところから落ちそうになったりして、もうダメかと思ったけど、最後になんとか助かることがあるよね。そんな「もうダメかと思ったけど、最後に助かる」瞬間が、「万死に一生を得る」という言葉で表されるんだ。
この言葉は、ただ単に「生き残る」という意味だけじゃなくて、その人が本当に勇気を持って、困難に立ち向かった結果、生き残ることができたという強い意志や勇気も含んでいるんだよ。だから、「万死に一生を得る」って言われると、その人がどれだけ大変なことを乗り越えてきたかがわかるね。
「万死に一生を得る」の使い方
父さんがゴルフ場で倒れたんだけど、お医者さんがそばにいたおかげで、万死に一生を得たんだよ。
まあ。それは幸運だったわね。
そうなんだ。適切な処置を迅速に行ってくれたおかげだよ。お医者さんがそばに居なかったらと思うと、考えただけでぞっとするよ。
きっと日ごろの行いがとても良かったのね。健太くんも、お父さんを見習わないと、後で大変な目にあうかもしれないわよ。
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「万死に一生を得る」の例文
- セカンドオピニオンを求めに行った病院で、病巣が見つかり、緊急手術を行って万死に一生を得ました。
- トイレに行った瞬間に、私がいたリビングに車が突っ込んできたので万死に一生を得ました。
- 自分が乗るはずだった飛行機が墜落して万死に一生を得たけれども、被害者の事を思うと喜べません。
- 海でおぼれた時にイルカが私の事を助けてくれて、万死に一生を得ることができました。
- その灯台のおかげで万死に一生を得たものが少なくありませんでした。
文字通り、「万の死」から「一つの生」を掴むという表現で、極めて助かる見込みが少ない中で生き抜くことを表しているんだよ。