【ことわざ】
豚に念仏猫に経
【読み方】
ぶたにねんぶつねこにきょう
【意味】
どんなに立派な教えも、それを理解できない者に言い聞かせたところで、何の意味もなさないという事。無駄だという事。
【語源・由来】
豚に念仏を唱えても、猫に経を聞かせても、そのありがたみや価値が理解できない事から。
【類義語】
・犬に小判
・犬に念仏
・猫に経
・犬に論語
・兎に祭文
・牛に経文
・牛に麝香
・牛に説法馬に銭
・牛に対して琴を弾ず
・馬に経文
・馬の耳に風
・馬の耳に念仏
・馬の目に銭
・蛙の面に水
・猫に石仏
・猫に胡桃をあずける
・猫に小判
・馬耳東風
・豚に真珠
【対義語】
–
【英語訳】
–
「豚に念仏猫に経」の使い方

今年の夏は英語力を上げようと思って、1週間に1冊、英文の本を読むようにしているの。

それはなかなか面白そうだね。もし良ければ、オススメがあったら僕にも教えてくれないかな。

もちろんいいわ。でもなかなか難しいものよ。そもそも君が英語に興味があるとは思ってもみなかったわ。

おやおや、豚に念仏猫に経だと思ってもらっては困るね。僕だってそれなりに勉強はしているんだよ。それにこれでも一応海外旅行にも行った事があるんだから。
「豚に念仏猫に経」の例文
- まだ君の息子は幼いのだから、いきなりそんな困難な書物を読み聞かせたところで豚に念仏猫に経だ。
- 家族総出でいかに東京での暮らしが大変か説得したが、兄は聞く耳を持たなかった。豚に念仏猫に経だ。
- 豚に念仏猫に経だからといって、彼に何かを教えるのを皆が諦めてしまえば、もう彼の成長を見込めなくなってしまうだろう。
- いくら菜食の素晴らしさを語ったところで、それに興味の無い人にとっては何も響かないよ。豚に念仏猫に経というものだ。
- 豚に念仏猫に経とはいえ、熱心にその商品の素晴らしさを語り続ければ、きっと彼らは分かってくれるだろう。そうして営業をしていくのだよ。