「武士は相身互い」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
武士は相身互い
【読み方】
ぶしはあいみたがい
【意味】
武士同士は同じ立場にあるから、互いに思いやりをもって助け合うべきであるということ。
なるほど、それはええ考えやな。つまり、「同じ立場の人たちは、お互いのことをよくわかってるから、サポートし合うべきや」ってことやな。同じ条件や経験を共有してる人同士だからこそ、お互いの苦労や挑戦を理解できるわけや。
それを活かして助け合うことが、みんながうまくやっていくための鍵やね。
【語源・由来】
「相身互い」とは「相身互い身」の略で、同じ身分や立場の者が互いに助けあう事、そういう間柄を指していう言葉で、武士という同じ立場にあるのだから、武士同士は互いに助け合って協力し合わねばならないという事から。
【類義語】
・侍は相互
・武士は相互
【英語訳】
・mutual assistance
・mutual sympathy
「武士は相見互い」と表すこともありますので、注意が必要です。
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「武士は相身互い 」の解説
カンタン!解説
「武士は相身互い」ということわざは、もともと武士同士が同じ立場にあるため、お互いに理解し合い、支え合うべきだという考えから来ているんだよ。これは、互いに同じ社会的立場や境遇にある人々が、思いやりを持って協力し合うべきだという教えを含んでいるわけだね。
この表現は、ただ武士に限らず、どんなグループやコミュニティでも同じ状況にある人々が互いに助け合い、支え合うことの重要性を示しているよ。たとえば、学校で同じクラスの生徒たちや、職場で同じチームのメンバーが、お互いの困難や挑戦を理解し合い、支援し合うことを促す際にも使われる言葉だね。それによって、全体としての連帯感や共同体の強さが増すとされているよ。
「武士は相身互い」の使い方
今度地元のライブハウスで、バンドをやる予定なんだ。
そういえば君はギターをやっているといっていたね。是非見に行きたいわ。
ありがとう。なかなかお客さんが少なくて困ってるんだ。良かったら君の友達も呼んでくれないかな?
武士は相身互いというでしょう。同郷出身として助けになるわ、任せて。
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「武士は相身互い」の例文
- 武士は相身互いなのだから、もし彼が困ったら同じ境遇の僕が助けるべきなんだ。
- 武士は相身互いとはいえど、同窓生にお金のことに関してはなかなか頼りにくいところがある。
- 武士は相身互いだと言って、彼は嫌な顔一つせず手を貸してくれた。
- 困ったときは私はあなたを頼るから、あなたも私を頼ってね。武士は相身互いでしょ。
江戸時代当時は、武士という身分の互助精神はかなり高かったとされています。見知らぬ人であっても同じ武士であろうものから「追っ手を足止めしてくれ」と頼まれたのなら、追っ手を斬ってでもその頼みを聞かねばならなかったという説もある程でした。
この精神は、同じ状況や条件にある人々がお互いを支え合うべきだという普遍的な価値を示しているんだね。