「代馬越を思わず」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
代馬越を思わず
【読み方】
だいばえつをおもわず
【意味】
生まれ育った土地や長く住んだ土地が一番良いと思うこと。
北の地方で生まれた馬は、南の地域を恋しがったりせんってことやねん。つまり、自分の出身地や慣れた場所が一番素敵やって思うってことやな。
「李白」の「古風」
【語源由来】
北方の代に生まれた馬は南方の越の地を恋しがったりはしないという意から。
「代馬越を思わず」の解説
「代馬越を思わず」ということわざはね、自分が生まれ育った故郷や慣れ親しんだ場所が一番良いと思うことを表しているんだよ。
例えばね、北方の地域で生まれた馬は、南方の越の地を恋しがったりはしないよね。それと同じで、人間も自分の故郷や住み慣れた土地をとても大切に思うんだよ。
「代馬」とは、中国の山西省や河北省の北部からモンゴルにかけての地域で生まれる優れた馬のことを指すんだ。この地域は、馬の産地として有名なんだよ。
だから、「代馬越を思わず」っていうことわざは、自分が育った場所や故郷をとても愛し大切に思うことを表しているんだね。自分の出身地や慣れ親しんだ場所に対して特別な感情を抱くことは、とても自然なことなんだよ。
「代馬越を思わず」の使い方
「代馬越を思わず」の例文
- いずれまた津波が来るといわれているが、それでも代馬越を思わずのごとくこの土地が一番好きだ。
- 代馬越を思わずというが、生まれ故郷が最高と感じる人は多い。
- 一般的に代馬越を思わずというけど、日本では故郷を捨て、東京一極集中化が止まらない。
- 最初は代馬越を思わずと感じホームシック気味だったが、今では都会の生活に慣れてここ以外に住むことを考えられない。
- 海外で生活していると、日本語や日本食が恋しくなり代馬越を思わずとしみじみ感じる。