「堂が歪んで経が読めぬ」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
堂が歪んで経が読めぬ
【読み方】
どうがゆがんできょうがよめぬ
【意味】
他のことにかこつけて、自分の落ち度を言い訳すること。また、もったいぶって実行が伴わないこと。
「堂が歪んで経が読めぬ」ということわざは、他の事情を言い訳にして自分の怠慢や失敗を正当化することや、余計な理屈ばかりつけて結局何も進められない様子を指しているんだよ。
ああ、つまり、他のことのせいにして自分のサボりや失敗の言い訳をするってことやな。
あるいは、話し始めると長々と理屈ばっかりで、結局何も前に進まへん状態を言うんや。要は、言い訳ばっかりせんと、ちゃんと行動しなあかんってことを教えてくれる言葉やね。
【語源由来】
上手に経が読めないのは、仏堂が傾いて落ち着いて座っていられないからだと言い訳する意から。
【類義語】
・寺が曲がってお経が読めぬ
・地が傾いて舞が舞われぬ
【スポンサーリンク】
「堂が歪んで経が読めぬ」の解説
カンタン!解説
「堂が歪んで経が読めぬ」っていう言葉は、他のことを理由にして、自分の怠けたことやミスの言い訳をすることを意味してるんだよ。また、大げさに言って、理由をたくさん出して、結局何も進めないってことも言っているんだ。
昔話に、あるお坊さんがいて、自分の仕事をサボっていたら、お寺の屋根が傾いてきたんだ。でも、そのお坊さんは「屋根が傾いているから、安全じゃないし、お経を唱えられないよ」と言って、さらに仕事をサボってしまったんだって。この話から、この言葉が生まれたんだよ。
要するに、ちょっとした理由を大げさにして、自分の怠けたことの言い訳をする、または、何も進めないってことを指しているんだね。
「堂が歪んで経が読めぬ」の使い方
先生。そろそろ原稿を…。
仕上げたいんだけど、妻が草むしりをしろってうるさくてね。
堂が歪んで経が読めぬみたいなことを言わないで下さいよ。
今すぐ書きます。
【スポンサーリンク】
「堂が歪んで経が読めぬ」の例文
- 「雨の音がうるさくて仕事ができない」というから、堂が歪んで経が読めぬような言い訳だなと思ったら、絶対音感があるから本当にうるさいらしい。
- 堂が歪んで経が読めぬなんて、自分の落ち度を認めない上に人のせいにするとは最低だ。
- 資料が届かなくて論文が書けないとは、堂が歪んで経が読めぬみたいなことを言うね。特別会員になれば、当日中に商品が届く世の中なのに。
- 車が壊れて出社できないから、今日は休むだと。堂が歪んで経が読めぬなんて言い訳は一切聞かない。バスでも電車でも使って今すぐ来い。
- 高い位置の電球交換をお願いしたが、堂が歪んで経が読めぬみたいな言い訳を並べて交換してくれなかった。後で知ったことだが、健太くんは高所恐怖症で、それを人に知られたくないらしい。