「道具屋は目が利いては商売にならぬ」の意味
【ことわざ】
道具屋は目が利いては商売にならぬ
【読み方】
どうぐやはめがきいてはしょうばいにならぬ
【意味】
道具屋はあまり目利きではない方が、いいかげんなことを言ってごまかすことができるので、うまい商売ができる可能性があるということ。値打ちがよく分からず安く買い、他へ高く売るので利益が出るということ。
うまくいえば「適度な目利き」が大切ってことか。細かすぎると、お客さんとのやりとりが難しくなることもあるんやろな。
「道具屋は目が利いては商売にならぬ」の解説
「道具屋は目が利いては商売にならぬ」ということわざは、ちょっと皮肉がきいた面白い意味があるんだよ。この言葉は、道具屋が商品の本当の価値をあまり正確に知らない方が、うまい商売ができるかもしれないということを示しているんだ。
このことわざの背後には、道具屋が商品の値打ちをよく分からないまま安く買い取り、それを他の人に高く売ることで利益を得るという考え方があるんだ。つまり、商品の真の価値を正確に把握していると、安く売ることができなくなるし、高く売るのも難しくなるってことなんだ。
例えば、道具屋さんが古いものを安く買い取って、それをきれいに掃除したり修理したりして、もっと高い価格で売ることがあるよね。このことわざは、そういう商売のやり方を指していて、「目が利く」つまり、物の価値を正確に知ってしまうと、そういう商売ができなくなるかもしれないってことを言っているんだ。
でもね、実際の商売では、本当の価値を知っていても、お客さんと良い関係を築くことが大事だよ。だから、このことわざはちょっとしたジョークみたいなもので、本当の商売のやり方とは少し違うかもしれないね。
「道具屋は目が利いては商売にならぬ」の使い方
「道具屋は目が利いては商売にならぬ」の例文
- 本物を見ろと鑑定家の祖父は言うが、道具屋は目が利いては商売にならぬというから見ない。
- 道具屋は目が利いては商売にならぬというから、フリマアプリを利用するにあたって見る目は必要ない。
- 道具屋は目が利いては商売にならぬというが、偽物の可能性があるから、鑑識眼のない店主の店からは買いたくない。
- とりあえず安く仕入れて高い値をつけておけば、なんだか価値がありそうだと買ってもらえる。道具屋は目が利いては商売にならぬというが、僕のような目利きじゃない人間でも儲けられる。
- 道具屋は目が利いては商売にならぬというが、最近Googleアプリで画像検索されて、大体の価格がばれてしまうのでいいかげんなことはできなくなった。