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【董狐の筆】の意味と使い方や例文(出典)

董狐の筆

 

「董狐の筆」の意味(出典)

意味

【ことわざ】
董狐の筆

【読み方】
とうこのふで

【意味】
権力の圧力に屈せず、権勢にこびず、真実の歴史を正しく書くこと。

「董狐」は、中国、春秋時代晋の史官。
ことわざ博士
「董狐の筆」という言葉は、どんな権力にも屈しない、真実を書き留めることの大切さを伝えるための言葉だよ。
助手ねこ
ほぅ!つまり、ちょっとした勘違いや他人の圧力に流されず、真実だけをしっかりと記録し続けるってことやな。

権力に屈しない、正直な筆持ちが大切ってわけか。これは、真実を書き記す人たちにとって、大切なことを教えてくれる話やな。

【出典】
春秋左氏伝しゅんじゅうさしでん

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「董狐の筆」の解説

カンタン!解説
解説

「董狐の筆」とは、ちょっと難しいけど、要するに権力者に怖じず、事実をきちんと書き記すことを意味してるんだよ。

昔の中国の時代に、董狐っていう人がいて、彼は歴史を記録する役目をしてたんだ。ある時、国の大事な人、霊公っていう人が自分の部下によって殺されちゃったことがあったの。その時、大臣の趙盾っていう人が国を出て行こうとしてたんだけど、董狐は、趙盾がまだ国の大事な役職にいるという理由で、彼が霊公を殺したと歴史に書き記したんだよ。

この話から、「董狐の筆」は、真実を書き記す強い意志を表すようになったんだ。だから、ちょっと難しそうだけど、要するに事実を書き留める強さや勇気を持っていることを言いたい時に使われる言葉なんだよ。

「董狐の筆」の使い方

健太
戦時中は、董狐の筆を振って投獄される人が多かったんだよね。
ともこ
言論統制のせいね。
健太
言論の自由がある現代は幸せだね。
ともこ
かといって、SNSで好き勝手言いたいことを言うと、裁判沙汰になったりするのよね。
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「董狐の筆」の例文

例文
  1. 家族を人質に取られ、董狐の筆の精神を封印せざるをえなかった。
  2. 董狐の筆を振って、資料の改ざん命令を拒否した。
  3. 神風が吹いて日本を救ったなんて、国王に都合よく書かれた歴史だ。当時董狐の筆の心を持った人間はいなかったのだろう。
  4. 拷問されても後世に真実を伝えるために、董狐の筆を貫く。
  5. 董狐の筆を胸に歴史を記した人ばかりではなかったので、教科書に記載されている史実とされることの中にも美化された虚偽が含まれているらしい。

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