「無い知恵を絞る」の意味(類義語・英語訳)
【ことわざ】
無い知恵を絞る
【読み方】
ないちえをしぼる
【意味】
四苦八苦しながら、どうにかして良い考えや意見を出そうとすること。
大して良い考えは浮かばないが、苦心して知恵をひねり出すこと。
簡単には出てこない考えや意見を、努力して出すこと。
あるだけの知恵を全て出し切る。
困難な状況でも諦めずに、最大限の努力をすることの重要性を教えてくれる言葉やな。何か問題があった時に、この言葉を思い出して、最後まで頭を使ってみるのがええね。
【類義語】
・嚢底(のうてい)の智をたたく
・脳漿(のうしょう)を絞る
・脳味噌を絞る
・頭を捻る
【英語訳】
Beat one’s brain out.
Rack one’s brain.
Cudgel one’s brains.
Exercise wisdom.
Find the best way.
Think hard.
「無い知恵を絞る」の解説
「無い知恵を絞る」という言葉は、解決が難しい問題に直面したとき、思いつく限りの方法を必死に考え出そうとする様子を表しているんだよ。
この表現は、特に手詰まりの状況や、簡単な解決策が見つからない難しい問題に対して使われることが多いんだね。たとえば、仕事や学校で複雑な課題に直面したとき、あるいは日常生活での困難な状況で、どうにかして解決策を見つけようと努力することを「無い知恵を絞る」と表現することがあるよ。
このことわざは、容易な解決策が見つからない時に、自分の知恵や創造力を最大限に活用して問題に取り組むことの重要性を教えているんだ。つまり、目の前の問題を解決するために、通常では考えつかないようなアイデアや方法を必死に考え出すことを示している言葉なんだね。
「無い知恵を絞る」の使い方
「無い知恵を絞る」の例文
- 新しいプロジェクトのために、みんなで徹夜をして無い知恵を絞って考えた。
- 無い知恵を絞り出すのはとても大変で、心身ともに疲れ果てました。
- あなたはどうしてくだらない嘘をつくために無い知恵を絞るのですか?
- 産まれたてくる我が子が一生幸せに過ごせるようにと、無い知恵を絞って名前を考える。
- お金がないので、その代わりに無い知恵を絞る
「絞る」ではなく、「搾る」を使うのは間違いです。
「絞る」とは、ねじって水分を出す・無理に出す・せばめるを意味し、広い意味で使われることが多いですね。
「搾る」とは、押して(圧力をかけて)液を出す・無理に取り立てる・きびしくするを意味し、狭い意味で使われることが多いですよ。