【ことわざ】
流れる水は腐らず
【読み方】
ながれるみずはくさらず
【意味】
流れが新しい水を運んでくるように、常に動いていれば腐らないという意味です。水たまりの水や、流れのない淀んだ場所の水は腐りやすく、流れている水は常に新鮮なので腐りませんね。
停滞せずに常に活発に動き続けるものには、沈滞や腐敗がないことの例えです。
そこから、絶えず動いているものは、悪化したり劣化したり、状態が悪くならないことを指します。また、常日頃から勉強や仕事を頑張っている人は、常に何かしらの進歩が見られることも指します。
【出典】
「呂氏春秋」の中に書かれている言葉「流水不垢 戸枢不腐」です。
【類義語】
・使っている鍬(くわ)は錆びぬ
・使っている鍬は光る
・転がる石に苔は生えぬ
・人通りに草生えず
・精出せば凍る間もなし水車
・淀む水に芥溜(ごみ)まる
・流水腐らず、戸枢螻(こすうろう)せず
・繁昌(はんじょう)の地に草生えず
【対義語】
・流れない水は腐る
・淀む水に芥溜まる
【英語訳】
Following water is never off.
A rolling stones gathers no moss.
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「流れる水は腐らず」の使い方
健太君、最近パッとしないわね。流れる水は腐らずっていうから、何か新しい事でも初めて見たら?
え~、面倒だなぁ。
じっとしていても心身ともに腐っていくだけ。何か動いていれば、どんよりしないでフレッシュでいられるわよ。
フレッシュな僕っていうのも悪くないね。スケボーでも始めて見ようかな!
「流れる水は腐らず」の例文
- 流れる水は腐らずという通り、常に新しい考えを取り入れて努力していけば、どんどん前に進めるよ。
- 常に良い曲を生み出し続けるために大切なのは、流れる水は腐らずの精神なんだよ。
- 流れる水は腐らずと言うが、逆に失敗を恐れて足踏みをしているあいつを見ていると、まったくその通りだと思うね。
- 今度転職する会社の社長は、流れる水は腐らずという考えを持っている人だから、中途採用の自分でも活躍できるチャンスはあるはずだ。