「腐草蛍となる」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
腐草蛍となる
【読み方】
ふそうほたるとなる
【意味】
あり得ないことが起こること。
ほんでな、これは「あり得へんことが起こる」みたいな意味やな。自然の法則に反して、腐った草から蛍が現れるなんてことはまずないから、完全に不可能な事態を表すのに使う言葉や。
何かを例える時に、「それは腐草から蛍が生まれるくらいあり得ないことや」と言えば、その事がどれだけ非現実的かがすぐに分かるわけやね。
【出典】
「礼記」
【語源由来】
腐った草が変じて蛍になるという中国古代の俗説から。
【類義語】
・山の芋鰻になる
・雀海に入りて蛤となる
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「腐草蛍となる」の解説
カンタン!解説
「腐草蛍となる」という表現は、あり得ないこと、または実現不可能なことをたとえる言葉だよ。この言葉の由来は、蛍が腐った草から生まれるという古い誤解から来ているんだ。実際には蛍は腐った草からは生まれず、蛍の幼虫は特定の湿った環境で育つため、この誤解が生じたんだね。
このことわざは、本当に起こりそうにない事象や、実現が非常に困難なことを言い表す時に使われる。例えば、「彼が早起きをするのは腐草から蛍が生まれるくらいの確率だ」という風に使うことで、その人が早起きすることの難しさを強調しているんだ。このように、非現実的な比喩を通して、話の内容に説得力や色彩を加える効果があるんだよ。
「腐草蛍となる」の使い方
テストで満点取るなんて、僕には無理だよ。
そんなことないよ、勉強すればいけるって。
いや、まじで。僕が満点取るのは、腐草蛍となるくらいの奇跡が必要だよ。
ちょっとずつ頑張れば、不可能じゃないと思うよ。
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「腐草蛍となる」の例文
- 彼が突然宝くじで一億円も当てるなんて、まさに腐草蛍となる話だ。
- あの厳しい試験に一夜漬けで合格するなど、腐草蛍となるとしか言いようがない。
- 彼女にプロポーズするなんて、彼の今の立場からすれば腐草蛍となる夢物語だ。
- 完全に壊れた古い車がまた走り出すなど、腐草蛍となる希望にすぎない。
- その小さな会社が世界的企業と競合できるなど、腐草蛍となる幻想だ。
このことわざは、実現不可能なことやありえない現象を指す時に使われるんだ。