「月旦評」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
月旦評
【読み方】
げったんひょう
「月旦」は、毎月の一日。
【意味】人物について論評すること。品定め。
「月旦評」という言葉は、人物の評価やジャッジをすること、つまり、その人の価値や能力を判断することを意味しているんだよ。
ああ、それは、「あの人どうやろ?」とか「あいつの実力、どれぐらいあるんやろ?」って、人のことをチェックして評価することやな。
人のことをちょっと品定めする感じやね。ただ、あんまり人のことをジャッジするのも、どうかと思うけどな!
【出典】
「後漢書」
【故事】
後漢の許劭 が、毎月の一日に題を変えて、郷里の人の批評をして楽しんだという故事から。
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「月旦評」の解説
カンタン!解説
「月旦評」っていう言葉は、昔の中国の時代、後漢という時代に、許劭という人が毎月1日に、自分の住んでる町の人たちの良い点や悪い点を評価して話していたことから来てるんだよ。
この話は、「後漢書」という本の中の「許劭伝」という部分に書かれているんだ。だから、「月旦評」は、人の良いところやダメなところをじっくりと評価して、それについて話し合うこと、または人をしっかりと見定めることを意味しているんだよ。
「月旦評」の使い方
健太くん。また人の批判をしているの?
今月も月旦評の日がやってきました。
人のことを言えるような人間じゃないじゃない。
自分は特別枠だからいいんだよ。
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「月旦評」の例文
- 彼の発言は月旦評ばかりで、聞いていて不愉快だ。
- SNSには月旦評が多いが、匿名投稿ではなくなったら減るだろうか。
- 就職の面接は、いわば月旦評である。
- 今日も井戸端会議の内容は月旦評のようだ。
- 彼は無口なわけではなく、人を観察し心の中で月旦評をしているんだ。