「裸馬の捨て鞭」の意味
【ことわざ】
裸馬の捨て鞭
【読み方】
はだかうまのすてむち
【意味】
すべてを失い、やけになって無茶苦茶なことをすること。
「裸馬」は、鞍の置いていない馬。無一物の者のたとえ。「捨て鞭」は、馬を速く走らせるために、馬に鞭打つこと。
「裸馬の捨て鞭」という言葉は、全てを失い、もはや取るべきものがない状態から、絶望や自暴自棄に駆られて無謀な行動に出ることを意味しているんだ。
裸馬の捨て鞭って、もう何も失うものがない絶望的な状態での、最後の無謀な行動を表す言葉やね。全てが終わったと思った時に、人が取りがちな自暴自棄な行動って、なかなか切ないもんがあるな。
もうどうにでもなれって気持ちで、最後の一振りをするっていうのは、本当に何もかも失った時の人の心理をよく表してるわ。裸馬の捨て鞭、絶望の中での人の振る舞いを描いた、深い意味を持つ言葉やね。
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「裸馬の捨て鞭」の解説
カンタン!解説
「裸馬の捨て鞭」っていうことわざはね、全部失ってしまって、もうどうにでもなれって感じで、考えなしに変なことや大変なことをしてしまうことを意味しているんだよ。
たとえばね、大切なものを全部失って、もうこれ以上悪くなることはないと思ったら、あとはもう何をしてもいいやって気持ちになって、危ないことや変なことをしてしまうの。それが「裸馬の捨て鞭」ってわけ。
「捨て鞭」ってのはね、馬に鞭を打って早く走らせようとすることなんだけど、ことわざの中では「もうどうにでもなれ」という気持ちを表しているんだ。馬に何も乗せていないのに鞭を打つみたいに、もう無駄だけど最後に何かアクションを起こすっていう意味なんだよ。
「裸馬の捨て鞭」の使い方
もうこうなったら、全財産投資につぎこもう。
裸馬の捨て鞭ね。やめておきなさいよ。
未来に希望が持てないんだよ。
未来に希望が持てなくても、命があるわ。命がある限りあきらめずもがいてみましょうよ。
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「裸馬の捨て鞭」の例文
- 裸馬の捨て鞭のごとく、やけになった彼は電車の中で凶器を振り回した。
- 誰しも、裸馬の捨て鞭のように失うものが無くなると無茶をする。だから、政府の早めの支援が必要だ。
- 教授に裏切られた彼は絶望し、裸馬の捨て鞭のごとく研究データを消去した。
- これ以上道がないからと、裸馬の捨て鞭なんてやけくそになっちゃだめだよ。君には見えていない道がまだあるかもしれない。
- 裸馬の捨て鞭の行為で、人を巻き込んではいけない。無茶をするエネルギーを他で生かしてみないか。