「腹がすいてもひもじゅうない」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
腹がすいてもひもじゅうない
【読み方】
はらがすいてもひもじゅうない
【意味】
腹が減ってもひもじいと弱音を吐いたりしないということ。


これは、困難に直面してもくじけない心の強さを表してるんや。そういう強い心持ちが、難しい時には大切やな。でも、本当に大変なときは、助けを求めるのも大事やで。
【出典】
「浄瑠璃」-伽羅先代萩
【類義語】
・武士は食わねど高楊子
「腹がすいてもひもじゅうない」の解説
「腹がすいてもひもじゅうない」という言葉は、たとえ腹が減っていてもそれを我慢し、弱音を吐かない様子、特に武士のような強さと耐え忍ぶ姿勢を表しているんだよ。
この言葉は、物理的な空腹を感じていても、それを表に出さず、我慢することを意味しているんだね。たとえば、厳しい状況の中で生き抜いていく武士が、食事が十分でなくても、それを不満に思わず、耐え忍んでいる様子を表すのに使われるよ。
「腹がすいてもひもじゅうない」というのは、どんな困難な状況にあっても、不平を言わずに耐え忍ぶことの重要性や、そういう姿勢を持つことの尊さを表しているんだね。武士の精神や、強い意志と忍耐力を象徴する言葉として使われることが多いんだよ。
「腹がすいてもひもじゅうない」の使い方




「腹がすいてもひもじゅうない」の例文
- 健太くんはお腹がぐーぐーなっているのに、腹がすいてもひもじゅうないのごとく「お腹がいっぱい」という。
- 武士じゃないんだから、欲しいなら欲しいと言えばいいのに。腹がすいてもひもじゅうないなんてするもんじゃないよ。
- 脂汗をかいているんだから座ればいいのに、腹がすいてもひもじゅうないみたいに「結構です。立ったままで大丈夫です」と遠慮する。
- 健太くんは先輩がいると、腹がすいてもひもじゅうないといってやせ我慢をするが、顔に本音が出ているから意味がない。
- 居候だからと腹がすいてもひもじゅうないなんてしなくても、自分の家だと思っていいのに。
























これは、特に武士の精神ややせ我慢を表す表現で、困難な状況にあっても不平不満を言わず、耐え忍ぶ姿勢を示しているんだね。