「箸も持たぬ乞食」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
箸も持たぬ乞食
【読み方】
はしももたぬこじき
【意味】
何一つもっていないこと。
そうかいな。箸すら持ってないって、本当に何もないってことやもんな。食べるものさえままならない、そんな極貧の状態を表すんやね。箸も持たぬ乞食って表現は、まさに無一物、何もないっていう極端な貧しさを想像させるわ。
こんなに何もない状態を表す言葉もあるんやな。それを聞くと、持ってるもののありがたみを改めて感じるわ。
【語源由来】
箸一つ持っていない乞食の意から。
【類義語】
・御器も持たぬ乞食
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「箸も持たぬ乞食」の解説
カンタン!解説
「箸も持たぬ乞食」という表現は、本当に何も持っていない、まったくの無一物の状態を表しているんだよ。箸は日本で日常的に使われる基本的な食事用具だけど、その箸さえ持っていないということは、非常に貧しい状態や、何もない状態を強調しているんだね。
この表現は、文字通りの意味で、本当に貧しい乞食が持っているものが何もない、つまり箸さえ持っていないという状況を描写しているけど、転じて、極度の貧困や持ち物が何もない状況を指すときに使われるんだ。
たとえば、何か大きな災害があった後で、すべてを失ってしまった人たちを表す時や、非常に困窮した状態を表現する時にこの言葉が使われることがあるよ。それは、本当に最低限の物も持たない、非常に厳しい状態を伝えるための強い言葉なんだね。
「箸も持たぬ乞食」の使い方
健太くん。赤い羽根募金にご協力ください。
箸も持たぬ乞食だから無理だよ。
健太くんに募金が必要ね。
そうなんだ。貧乏人でも生きやすい世の中にしてくれないかな。
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「箸も持たぬ乞食」の例文
- 投資に失敗して、箸も持たぬ乞食状態だ。
- 箸も持たぬ乞食だが、裸一貫、取り柄の健康を武器に一からやり直そう。
- 僕は箸も持たぬ乞食だけど、それでもいいと彼女が結婚を申し出てくれた。
- 不景気でリストラが増えるとともに、箸も持たぬ乞食が増えた。
- 箸も持たぬ乞食の私に、ステーキは高根の花だ。
この言葉は、何もない、極限の貧困状態を表現する際に用いられることが多いね。