「八分されても未だ二分残る」の意味(語源由来)
【ことわざ】
八分されても未だ二分残る
【読み方】
ばちはめのまえ
【意味】
仲間外れにされても負けないということ。
ちょっとひねりの効いた言い方やけど、諦めへん気持ちが大事やってことやね。
【語源由来】
八分にされても、まだ二分のこっているという意から。
「八分されても未だ二分残る」の解説
「八分されても未だ二分残る」という言葉は、日本の独特な表現で、仲間外れにされたり、集団から疎外されたりしても、まだ自分には残された力や価値があるということをユーモラスに言い表しているんだ。
ここでの「八分」は、「村八分」という言葉から来ていて、昔の日本の村社会で、村の共同体から疎外されることを意味するんだ。村八分にされると、村の共同行事や相互扶助から除外されるなど、社会的な制裁を受けることになる。しかし、「八分されても未だ二分残る」は、八分のうちの二分がまだ残っている、つまり全ては失われていないという意味で、完全には諦めていない、まだ何かできる可能性がある、という前向きな姿勢を表しているんだ。
この表現は、どんなに厳しい状況や逆境にあっても、まだ諦めていない、戦う気持ちや可能性が残っていることを示していて、逆境に負けずに頑張る人の強い心意気を表すのに使われるんだよ。
「八分されても未だ二分残る」の使い方
「八分されても未だ二分残る」の例文
- はぶられても、八分されても未だ二分残ると気にしない。
- 嫌がらせされても、八分されても未だ二分残るからと意に介さない。
- グループ分けの時に誘われず一人残ることが多いが、八分されても未だ二分残ると僕は負けない。
- 仲間外れにされているような気がしていたが、八分されても未だ二分残ると思っていた。しかし、担任の「このクラスは仲が良くていじめがない」というセリフに傷ついた。
- 無視されたり、グループに入れてもらえないと悲しくなるが、八分されても未だ二分残るんだと強気でいる。