「早い馬も千里、のろい牛も千里」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
早い馬も千里、のろい牛も千里
【読み方】
はやいうまもせんり、のろいうしもせんり
【意味】
どうやっても結局は同じところに達するのだから、あわてる必要はないということ。
速い遅い、上手い下手はあるけど、努力して続ければ同じ結果になるってことやね。目標に向かって一歩一歩進んでいくことが大事やってことを教えてくれてるんやな。
【語源由来】
牛や馬の歩みに速い遅いの差はあっても、行きつくところは同じであるということから。
【類義語】
・早舟も淀、遅舟も淀
・早牛も淀、遅牛も淀
「早い馬も千里、のろい牛も千里」の解説
「早い馬も千里、のろい牛も千里」ということわざは、速いか遅いか、上手いか下手かという違いはあっても、最終的には同じ結果にたどり着くという意味を持っているんだ。
この表現は、馬が速く走っても、牛がゆっくり歩いても、千里の距離は変わらないという事実から来ているんだよ。つまり、どんなに速く進む者がいても、ゆっくりと進む者がいても、同じ距離を移動するということは変わらないっていうことを表しているんだ。
例えば、学校で勉強するとき、すぐにいろいろなことを理解できる子もいれば、もう少し時間がかかってじっくり学ぶ子もいるよね。でも、結局は同じ教科書を学んで同じ知識を得ることになる。
「早い馬も千里、のろい牛も千里」ということわざは、経過の速さや方法が違っても、結果が同じであることを教えてくれるんだよ。これは、人それぞれのペースや方法で物事を進めることの大切さを示しているんだね。
「早い馬も千里、のろい牛も千里」の使い方
「早い馬も千里、のろい牛も千里」の例文
- 同期が出世すると焦るが、早い馬も千里、のろい牛も千里だし、僕も同じように出世するのだからと心を落ち着かせる。
- 急いでスピード違反で捕まってもだめだし、早い馬も千里、のろい牛も千里だから法定速度を守っていく。
- 要領が良い人の作業はとてもはやく気が急くが、早い馬も千里、のろい牛も千里だから、焦らない焦らない。
- 1万語の単語を暗記するまでに、人によって時間差があるが、早い馬も千里、のろい牛も千里だからとじっくり時間をかけて覚える。
- あの島にたどり着ければいいのだから、早い馬も千里、のろい牛も千里だし、急がず安全優先で行く。
この表現は、早く走る馬も、遅く歩く牛も、最終的には同じ距離を移動することを例えているんだね。