【ことわざ】
馬脚を現す
【読み方】
ばきゃくをあらわす
【意味】
包み隠していたことがあらわれる。化けの皮が剥がれる。ぼろを出す。
【語源・由来】
元曲(陳州糶米、第三折)より。芝居で馬の足の役者が姿を見せてしまう意から。
【類義語】
・化けの皮が剥がれる(ばけのかわがはがれる)
・尻尾を出す(しっぽをだす)
・尻が割れる(しりがわれる)
【英語訳】
To show the cloven hoof.
betray oneself.
show one’s true colors.
「現す」は、「露す」と書くこともある。
しかし、「表わす」は誤り。
しかし、「表わす」は誤り。
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「馬脚を現す」の使い方
健太くん、昨日もサッカーの練習をサボってゲームセンターで遊んでいたでしょ!
ど、どうしてそのことを。
友達が健太くんのことを見かけたって話していたのよ!
昨日が初めてじゃないみたいね。
ついに馬脚を現したわね!
昨日が初めてじゃないみたいね。
ついに馬脚を現したわね!
ご、ごめんなさい。もうしません!
「馬脚を現す」の例文
- 会社の裏帳簿が押収されて、ついに馬脚を現した。
- 疑ってはいたけれど、証拠がつかめずにいた。しかし、うっかり口を滑らせたことで馬脚を現した。
- 昨日家でサッカーの試合を見ていたというけれど、本当はどこへ行っていたのかと問い詰めたところ、見ていたはずの試合の結果を間違えたことで、ついに馬脚を現した。
- 彼は生徒会長に立候補した際の、宿題を無くすという公約を実行することのないまま、すぐに馬脚を現した。
- ここには初めて来たと言っていたのに、迷わず照明のスイッチを入れることができたなんて、馬脚を現したな。
「馬脚を出す」は誤り。
まとめ
軽い気持ちで悪事を働いたり、都合の悪いことは隠したいと思うことがあるのではないでしょうか。
また、後ろめたいことを守るために、正体を隠したりすることもあるのかもしれません。
しかし、悪いことというのは、必ず暴かれます。
そのようなことのないように、いつでも誠実にいたいですね。