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「林深ければ則ち鳥棲み、水広ければ則ち魚游ぶ」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
林深ければ則ち鳥棲み、水広ければ則ち魚游ぶ
【読み方】
はやしふかければすなわちとりすみ、みずひろければすなわちうおあそぶ
【意味】
徳を磨いて国民目線の政治を行えば、国民は自然と付き従うということ。
つまり、ええ環境や条件を整えることが大切やってことやな。リーダーは民の声を聞いて、良い方向に導くことが重要やってことやね。
【出典】
「貞観政要」
中国唐の太宗のことば。
【語源由来】
林が深ければ多くの鳥がすみ、川が広ければ多くの魚が泳ぐ意から。
【類義語】
・林茂りて鳥宿り、淵深うして魚集まる
「林深ければ則ち鳥棲み、水広ければ則ち魚游ぶ」の解説
「林深ければ則ち鳥棲み、水広ければ則ち魚游ぶ」という言葉は、自然の法則を使って、政治やリーダーシップに関する大切な教えを伝えているんだよ。
このことわざは、森が深ければ多くの鳥が住み着き、川が広ければ多くの魚が泳ぐという自然界の例えを使って、「リーダーが徳を高め、国民の視点に立った政治を行えば、国民は自然とそのリーダーに従うようになる」という意味があるんだ。
たとえば、国のリーダーが正直で公正な政治を行い、国民の幸せを第一に考える時、国民はそのリーダーを信頼し、支持するようになるんだね。これは、森が鳥にとって魅力的な住み家となるように、良い政治が国民にとって魅力的な生活環境を提供することを意味しているんだよ。
だから、「林深ければ則ち鳥棲み、水広ければ則ち魚游ぶ」という言葉は、リーダーがどのように振る舞うべきか、そしてそれがどのように国民に影響を与えるかを教えているんだね。
「林深ければ則ち鳥棲み、水広ければ則ち魚游ぶ」の使い方
「林深ければ則ち鳥棲み、水広ければ則ち魚游ぶ」の例文
- 林深ければ則ち鳥棲み、水広ければ則ち魚游ぶということを忘れなければ、経済界にごまをすらなくても選挙で勝てるのにな。
- 投票率が低いのは、林深ければ則ち鳥棲み、水広ければ則ち魚游ぶように国民の声を聞かないからだと思う。
- 林深ければ則ち鳥棲み、水広ければ則ち魚游ぶものだから、海外支援にお金をかけるより困窮する国民を救うべきじゃないだろうか。
- 政治活動にお金をかけなくても、林深ければ則ち鳥棲み、水広ければ則ち魚游ぶように有権者のための政治をすればいいだけのことだ。
- 林深ければ則ち鳥棲み、水広ければ則ち魚游ぶというけど、マスコミに知らせずオフの時間に被災地に赴き、炊き出し活動を行った市長が賞賛されたのはそういうことだ。