「非学者論に負けず」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
非学者論に負けず
【読み方】
ひがくしゃろんにまけず
【意味】
学のないものに道理を説いても無駄であるということ。
論理的な話や正しい理由があっても、それを受け入れない人のことを言うんやね。これは、学ぶことの大切さや、柔軟な思考の重要性を教えてくれる言葉やな。
【語源由来】
無学なものは、筋道の通った議論で攻撃されても、屁理屈をこねて屈しないという意から。
【類義語】
・非理の前に道理なし
「非学者論に負けず」の解説
「非学者論に負けず」という言葉は、学問や知識がない人が、理論的に正しい論議であっても、その論点や理論を理解せず、自分の意見を曲げない、または納得しないという状況を表しているんだ。この表現は、無学な人々が、論理や事実に基づいた議論に対しても、自分の既成の意見や信念を変えることがないことの難しさや、そのような議論の進行の困難さを示しているよ。
この言葉は、学問や知識が豊富な人が正しいとされる論点を提出しても、それを受け入れる準備がない人には影響を与えられないという事実を浮き彫りにしているんだ。このような状況は、議論や討論の場でしばしば見られることで、相手が事実や論理に基づいて話をしていても、それを理解したり受け入れたりすることなく、自分の見解を固持し続ける人を指して使われることがあるね。
「非学者論に負けず」という表現は、開かれた心と論理的思考の重要性を思い出させてくれる言葉でもあるよ。知識や学問だけでなく、相手の意見を真摯に聞き、理解しようとする姿勢がコミュニケーションや議論においては非常に大切なんだ。
「非学者論に負けず」の使い方
「非学者論に負けず」の例文
- 打てば響く部下ならよかった。非学者論に負けず頑なな部下は扱いにくい。
- 無知な人ほど宗教にはまり、非学者論に負けず説得に応じず抜け出せない。
- 愚か者は非学者論に負けず、頑固で耳を貸さない。
- 非学者論に負けず柔軟性に乏しいので、僕には彼を説く自信がない。
- 論理的に話しても、非学者論に負けず考えを変えようとしない。